ゆとシートⅡ for SW2.5(紅草)

【言語】 - ゆとシートⅡ for SW2.5(紅草)

【言語】

入門条件

言語の詳細

ラクシアの世界にはさまざまな言語があります。
『ルールブックⅠ』にも簡単な解説はありましたが、追加されたドラゴン語、グラスランナー語、妖精語などを含め、改めて各言語の解説を行います。

言語リスト

名称会話読文主に使うキャラクター
エルフ語エルフ、マーマン
海獣語ドルフィン、ケルピー
巨人語ジャイアント、トロール
グラスランナー語グラスランナー
交易共通語人族全般
神紀文明語タビット(称号の記述など)
地方語(任意)多種多様(ブルライト語など)
ドラゴン語ドラゴン、リルドラケン
ドレイク語ドレイク、オーガ、ケパラウラ
ドワーフ語ドワーフ
ノスフェラトゥ語ヴァンパイア
バジリスク語バジリスク
汎用蛮族語蛮族全般
魔神語魔神全般
魔動機文明語ルーンフォーク、マギテック
魔法文明語ソーサラー、コンジャラー
妖精語妖精、フェアリーテイマー
妖魔語ゴブリン、フッド、ボルグ
翼人語ガルーダ
リカント語リカント
リザードマン語リザードマン、フーグル
シャドウ語シャドウ
ソレイユ語ソレイユ
パイカ語パイカ種タビット
各種族語さまざま

各言語の解説

エルフ語

エルフが使います。
音楽を思わせるほど流麗に響く言葉ですが、文法規則が細かいことと、差が小さく区別しづらい母音が多数あることから、他種族には覚えにくいと言われています。

海獣語

海棲で知能を持つ動物や幻獣の一部が使用します。
甲高い音を使って、水中でのみ言葉を遣り取りできます。
語彙はあまり多くなく、文字もありません。

巨人語

ジャイアント(巨人)やトロールが使います。
簡潔な文体で、はっきりした発音が特徴です。

グラスランナー語

グラスランナーが使います。
簡易で覚えやすく、直接的な表現の多い言語です。
文法自体は簡単なのですが、グラスランナーは会話に略語やスラングを多用するため、いざ耳にしたときに意味を取れず、理解に困ることになりがちです。

交易共通語

魔動機文明崩壊後、各地を巡った隊の商人や冒険者の間で広まった言葉です。
ベースは魔動機文明語ですが、より簡素で覚えやすく直接的な表現が多いのが特徴です。

神紀文明語

石碑などに残るだけなので、どう発音するのか不明な言語です。
タビットが好んで自分の称号などを表記するのに使います。
古代の神々の言葉だったと伝えられています。

地方語

地方ごとの土着の言葉です。
地方ごとに特徴があります。

ドラゴン語

ドラゴンとその眷属が使用します。
また、人族ではリルドラケンがこれに親しんでいます。
ドラゴンは自身の高い記憶力を絶対視し、記録を残すことを考えなかったために、文字の発達はありませんでした。
唸り声や、牙の間から空気を出し入れする音を多用するため、一般的な人族では発音と聞き取りが難しいとされます。

ドレイク語

蛮族のリーダーとも言われるドレイクの使う言葉です。
蛮族の支配階級が共通語として使っているため、上位蛮族語とも呼ばれます。
非常に複雑な文法と豊かな表現性を持ち、力強い発音が特徴です。

ドワーフ語

ドワーフの言葉です。
複数の単語を連結させて一つの長い単語とする傾向が特徴的です。
発音ははっきりとしており、早口になると怒っているようにも聞こえてしまいます。

ノスフェラトゥ語

蛮族社会で支配階級の一つとされるヴァンパイアと、その眷属が使用します。
文法が精緻で厳密な一方で、それによる区別を前提とした同綴異音異義語が多数存在する、習得に困難を伴う言語です。

バジリスク語

蛮族社会で支配階級の一つとされるバジリスクの使用する言語で、柔らかい発音が特徴です。
長母音が多く、早口に向きません。
直接的な表現を避ける傾向があり、迂遠な言い回しや修辞疑問文、反語や皮肉が多用されます。
このため、慣れないうちは意味の把握にかなり苦労します。

汎用蛮族語

多種多様な蛮族すべてに理解できるように作られた言葉です(ドレイクが作ったという説が有力です)。
非常に短く直接的な単語のみで形成され、文法も2語程度で作られます(「敵殺せ」「腹減った」など)。
言語というよりは記号のような言葉です。
複雑な内容は伝えることができません。

魔神語

魔神たちの使う言葉です。
呪文のような言葉で、非常に聞き取りにくいのが特徴です。
文献は一切なく、文字は伝わっていません。

魔動機文明語

約300年前に滅んだアルメナス文明で広く使われていた言葉です。
簡潔明瞭で、〈マギスフィア〉の起動などにも用いられます。

魔法文明語

約3000年前に滅んだとされるデュランディル文明の言葉です。
極めて難解で発音も呪文としてのみ伝わっています。
会話に用いるのは困難ですが、不可能ではありません。

妖精語

妖精たちが使う言語で、弾むような発音が特徴です。
語彙は多くなく、特に、過去現在未来という時制が存在しないため、ときに理解に困ることがあります。
妖精魔法は、この言語で妖精たちに語りかけることによって行使が可能になります。
文字は存在しません。

妖魔語

ゴブリンやコボルド、フッド、ボルグなどの群れる蛮族が日常的に使う言葉です。
語彙や表現に乏しく、直接的な言葉で構成されています。
威嚇的な発音が多く、人族には耳障りに聞こえます。

翼人語

ガルーダが使う言葉で、これが配下とすることの多い、翼を持つ他の一部蛮族も学んでいます。
風に打ち消されないよう、音節を明瞭に区切り、力強く話されるのが特徴です。

リカント語

唸り声や吠え声、金切り声や奇声など、動物の声のような言語です。
動物の声に似せてきた歴史があり、知らない者には会話に聞こえません。
狩りや戦いのための語彙が特に豊富で、感情や気持ちを伝えるのも得意とします。
文字は、紐と結び目で表現する独特なものです。
それを簡易表現した書き文字も存在します。

リザードマン語

リザードマンを中心に、爬虫類の頭部を持つ一部蛮族が使います。
ドラゴン語から派生した言語で、発音は非常に似通っていて、共通する単語も少なくありません。
文法は大きく簡略化され、語彙もかなり減っています。
ドラゴンほど記憶に頼れないものたちの言語ゆえ、爪で引っ掻いたような文字を作り出し、使用しています。

シャドウ語

主にシャドウたちが使う言語です。
同音異義語が多く、ひとつの物事を表現するのに多様な単語が存在する難解な言語で、習得する他種族は稀です。
発音も平板で、他種族には発声しにくく、聞き取りにくい傾向にあります。
読文はさらに難解で、複雑な表現を用い、シャドウ同士の暗号や秘密文書などにも活用されます。

ソレイユ語

主に身振りや手振り、ポージングなどで自らの意思を伝える珍しい言語です。
発声を伴わずに会話することも可能ですが、一般の会話では、より表現力を増すために、随所で掛け声などが加えられるのが普通です。
指先や筋肉の動きで、かなり細かく豊かな表現が可能です。
逆に、身動きできない状態では会話できず、体の一部が拘束されているような状況では、片言程度の意思疎通しか行えなくなります。
なお、ソレイユ語には文字は存在しません。

パイカ語

タビットの中でもごく一部の小柄な種族が用いる言語です。
音節が短く連続する言葉を、高音域で発することで文節とします。
この言語を知らないものが聞くと、小鳥のさえずりや風の音、川のせせらぎなどに聞こえ、言語として認識できることは稀です。
パイカ語に文字はなく、またパイカ種以外のキャラクターは、この言語を習得しても発声はできず、聞き取りが可能になるだけです。

各種族語

蛮族や幻獣などの知性を持つ魔物の一部は、その種族独自の言語を持っています。
また、それらを交流や支配関係のある他の種族が習得していることもあります。
文字の存在は言語ごとまちまちです。
以下のような種族語の存在が知られています。
「✕」を付加してある言語は、文字を持ちません。
アンドロスコーピオン語、✕ヴァルグ語、オーガ語、ガネーシャ語、ギルマン語、ケンタウロス語、バルカン語、✕ハルピュイア語、✕フォルミカ語、ホッパー語、マーマン語、ミノタウロス語、ライカンスロープ語、レイヴン語

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