ゆとシートⅡ for SW2.5(紅草)

【シザースコーピオン】 - ゆとシートⅡ for SW2.5(紅草)

【シザースコーピオン】

(全域)
入門条件
シザースコーピオン

巨大なサソリの頭部にあたる場所から、人間の上半身が生えた形をした蛮族です。
アンドロスコーピオンの中でも、強力な2本のハサミ状の前肢を持つことから、この名前で呼ばれています。
シザースコーピオンは種族内でも優れた個体であり、「戦士」として高い階級となるべき存在です。
アンドロスコーピオンは感情に乏しく、群れの意思を優先し、個を犠牲にして大勢を生かす性質を持ちます。
蛮族にしては珍しく秩序だった行動を得意とし、任務に忠実で、必要と判断すれば自らを犠牲にすることも厭いません。
蟻や蜂のような社会性昆虫にも似たところがあります。
また、蛮族では珍しく魔動機文明に対し優れた適性を持ち、その多くが〈マギスフィア〉を使いこなして魔動機術を扱うことができます。
彼らは魔動機術の本質を理解しているわけではありませんが、どうすれば扱うことができ、どうすれば自分たちの役に立つのかは把握しています。
なお、基本的には同族の集落で生まれ育ち、そこから離れることは稀です。
ですが通常のアンドロスコーピオンよりも自由裁量が認められ、多少思考の柔軟性を持つシザースコーピオンは、偵察や探索、あるいは武者修行のため、単独で住処を離れて行動することがあります。
シザースコーピオンは卵生であり、12歳で成人とみなされます。
120歳ぐらいで老化が始まり、働けない、役に立たないと群れに判断されると、追放されます。
なお、寿命は200年程度と考えられています。

初期習得言語:「汎用蛮族語」「アンドロスコーピオン語」「魔動機文明語」の会話と読文
選択不可の技能:なし
“穢れ”:4点

能力値の決定

ABCDEF
1d+61d2d2d2d2d

生まれ表

生まれ技能参照頁
戦士ファイター10106『BR』35頁
戦舞士バトルダンサー11105『BR』35頁
射手シューター1288『BR』35頁
魔術師ソーサラー899『BR』35頁
魔動機師マギテック1088『BR』35頁
野伏レンジャー1196『BR』35頁
賢者セージ998『BR』35頁
錬金術師アルケミスト1079『BR』35頁
軍師ウォーリーダー998『BR』35頁
部位操者フィジカルマスター1097『BR』35頁

ロールプレイの指針

蛮族PCの中でも、もっとも特異な存在が、このシザースコーピオンでしょう。
シザースコーピオンを含むアンドロスコーピオンの思考は、蟻や蜂などの社会性昆虫や、機械に似たところがあります。
基本的には種族で団結し、その組織力を活かして自分たちのテリトリーを守っているのです。
しかしそのままでは、PCとしてプレイするのは困難です。
そこで、シザースコーピオンのPCを楽しむ場合、そうした組織からはぐれた変わり者とするのがよいでしょう。
人間的な情緒や感情の揺らぎなどは、アンドロスコーピオンにとってはノイズであり、異質なものです。
そういった感覚を持つ者は、同族と一緒に暮らすのに支障を来し、外の世界へ単独で出ていくことも充分にあり得ます。
そんなはぐれ者でも、合理的かつ冷静に思考し、判断するのがアンドロスコーピオンの特徴です。
さらにシザースコーピオンは戦士種ですから、冷静沈着に戦況を判断し、有利になるように立ち回ることを得意とします。
シザースコーピオンは集団行動を得意とする性質を持ち、仲間と認めた相手のことは、大切にします。
また、利己的な考え方をしないのも特徴で、仲間のために自らを犠牲にすることもいとわないところがあります。

流派装備

秘伝

[暗視]

暗闇でも昼間のようにものが見えます。

[蠍人の身体]

人間の胴体に加え、下半身には巨大な蠍の身体とハサミを持つ姿をしています。
[部位:上半身(コア部位)][部位:蠍][部位:鋏]の3部位のキャラクターとして扱います。
常に「複数の部位を持つキャラクター」のルールに従います。
[部位:上半身]は人間などと同じように装備やアイテムを扱えますが、〈キック〉やそれに準ずる武器を扱えません。
[部位:蠍]は多足として扱い、さらに〈蠍尾〉の生来武器と、特殊能力「尻尾の毒液」を持ちます。
[部位:鋏]は〈鋏〉の生来武器を持ちます。
また、「装備可能部位」が「装飾品:腰」「装飾品:足」の装飾品を装備できず、キャラクターシートの「装飾品:腰」「装飾品:足」の欄が失われます。
さらに「分類:魔動機」以外のいかなる騎獣にも騎乗できません。
複数部位を持つキャラクターですが、例外的に[部位:上半身]は防護点が上昇せず、防具を装備できます([部位:上半身]に対応した基礎ステータスはありません)。
[部位:蠍]および[部位:鋏]の各種数値は「複数部位の基礎ステータス」を参照してください。

[蠍人の体術]

[部位:上半身]は、コア部位ながら「フィジカルマスター技能レベル+敏捷度ボーナス」でも回避力判定を試みられます。
ファイター技能などの回避力判定を試みられる戦士系技能を習得している場合、いずれかひとつの技能による基準値を選んでから回避力判定を試みます。
[部位:蠍]のHPが0以下になった場合、[部位:上半身]がフィジカルマスター技能によって回避力判定を試みられる効果は失われ、回避力判定は「平目」となります(戦士系技能による回避力判定は有効です)。

弱点

物理ダメージ+2点

《6レベル以上》

必要名誉点
タイプ
常時型
前提
[蠍人の体術]
限定条件
使用
[蠍人の体術]
適用
リスク
概要
[蠍人の体術]強化
効果

[蠍人の身体]が強化され、キャラクターシートの「部位:背中」欄がひとつ増え、2個あるものとして扱えます。

《11レベル以上》

必要名誉点
タイプ
常時型
前提
[蠍人の体術]
限定条件
使用
[蠍人の体術]
適用
リスク
概要
[蠍人の体術]強化
効果

[蠍人の体術]が強化され、[部位:蠍]のHPが0以下になっても[蠍人の体術]の効果を失わなくなります。

製作者:公式