【ラルヴァ】
(アルフレイム大陸)- 入門条件
- ラルヴァ
ノスフェラトゥが人族の女性と、肉体的な交わりを持って生まれたのが、ラルヴァです。
まさにヴァンパイアの幼体とでもいうべき存在であり、極めて珍しく、滅多に見かけることはありません。
多くは、ノスフェラトゥの男が人族の女性に産ませた存在であり、人族の中で育つことがほとんどです。
そのため、人族として育てられることも多く、その価値観や考え方などは人族と変わりません。
外見も、母体となった種族の姿に似ていますが、肌は青白く、暗間の中では目が赤く光ります。
母体の種族の[種族特徴]や能力値の傾向も無視されるため、成長するに従い、周囲からは違和感のある存在と思われるようになるでしょう。
また、ノスフェラトゥのように吸血しなければダメージを負うといったことはありませんが、本能に刻まれた吸血の衝動は強く、人族の中で生きるには、生涯これに抗い続けなければなりません。
ラルヴァは15歳で成人として扱われ、ほとんど老いることなく生きます。
そして300歳ぐらいを節目に、ラルヴァは一度死を迎えます。
その後、死体は死蝋化し、約1年後に低い確率でノスフェラトゥとして覚醒して蘇ります。
ですが多くの場合、覚醒はできず、レブナント化してしまいます。
なお、ノスフェラトゥの生き血にはラルヴァの覚醒を抑制する効果があり、これを摂取することで死蝋化せず、寿命を迎えられると考えられています。
そのため、人として生き、人として死にたいと考えるラルヴァは、ヴァンパイアハンターとして生きることを選びます。
ラルヴァは戦士と魔法使いの双方に向いた、優秀な能力値と適性が特徴で、特異な能力も複数持ちます。
ですが日光に弱く、太陽下では動きが鈍ってしまいます。
初期習得言語:「地方語」と「交易共通語」の会話と読文
選択不可の技能:なし
“穢れ”:2点
能力値の決定
A | B | C | D | E | F |
1d | 2d | 2d+6 | 1d | 2d | 1d |
生まれ表
生まれ | 技能 | 技 | 体 | 心 | 参照頁 |
戦士 | ファイター | 13 | 8 | 10 | 『BS』13頁 |
拳闘士 | グラップラー | 11 | 9 | 11 | 『BS』13頁 |
戦舞士 | バトルダンサー | 13 | 7 | 11 | 『BS』13頁 |
軽戦士 | フェンサー | 14 | 7 | 10 | 『BS』13頁 |
魔法使い | ソーサラーorコンジャラー | 10 | 6 | 15 | 『BS』13頁 |
神官 | プリースト | 10 | 8 | 13 | 『BS』13頁 |
森羅導師 | ドルイド | 12 | 6 | 13 | 『BS』13頁 |
魔神使い | デーモンルーラー | 10 | 7 | 14 | 『BS』13頁 |
学者 | セージ | 10 | 9 | 12 | 『BS』13頁 |
参謀 | ウォーリーダー | 11 | 9 | 11 | 『BS』13頁 |
ロールプレイの指針
多くの場合、ラルヴァは人族社会に生まれます。
そのため価値観は人族特に人間と同じように考えてください。
しかし、ラルヴァの人生は過酷です。
(多くの場合)母親は我が子がラルヴァであることを隠そうとします。
また、人族社会もラルヴァに対する偏見は根強く、不吉で危険な存在だと考えます。
あり得ないことですが、父親であるノスフェラトゥ―ヴァンパイアを呼び寄せると考えるのです。
当のヴァンパイアにとって、ラルヴァは忌むべき存在、あるいは虫けら同然の無価値な存在と思われているにもかかわらず。
こうした背景から、ラルヴァのキャラクターは、口数の少ない、どこか陰のある人物にするのが似合うでしょう。
暗い過去や辛い経験を隠すために、妙に明るく振る舞うようになるかもしれません。
また、強いストレスや空腹を覚えると、吸血衝動に駆られることもあるでしょう。
そうした呪われた血ゆえの苦悩や葛藤をうまくプレイに取り入れることで、よりラルヴァらしいキャラクターを演出することができます。
蛮族社会におけるラルヴァは、よく知られていないか、出来損ないのヴァンパイアのように思われています。
よく知らない者は、ヴァンパイアの血統に楯突く愚を避けて、近づかないようにするでしょう。
しかしラルヴァについて知っている者からすれば、人族と同等か、よりおぞましいものと見なし、警成するのが普通です。
流派装備
秘伝
[暗視]
暗闇でも昼間と同じようにものが見えます。
[吸血の祝福]
生来武器〈牙〉を得ます。
さらに(牙〉による近接攻撃が命中した場合、命中後に通常どおりダメージを与えるか、吸血を行うかを選べます。
その後、適用ダメージと同じ値だけ、攻撃者であるラルヴァのHPが回復します。
この効果は1日1回しか使用できず、対象が「分類:人族or蛮族」の場合のみ有効です。
[忌むべき血]
自らの血液をあらかじめ武器に塗っておくことで、自らの与える物理ダメージを上昇させます。
補助動作で近接武器、もしくは矢弾に血液を塗り、“穢れ”を1点以上持つキャラクターに対して命中させた場合、自身が2点の確定ダメージを受けることで、追加ダメージを+2点することを選べるようになります。
この効果は血液を塗った武器が命中するたび、威力表の出目を参照した後(ダメージ決定処理を行った後)に適用するかどうかを選択できます。
一度塗った血液は1日(24時間)有効で、その間、追加ダメージの上昇は何度でも使用できます。
[弱体化]
太陽の下にいる限り、命中力・回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。
ラルヴァの弱点
物理ダメージ+2点
《6レベル以上》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型
- 前提
- [忌むべき血]
- 限定条件
- 使用
- [忌むべき血]
- 適用
- リスク
- 概要
- [忌むべき血]強化
- 効果
[忌むべき血]が強化され、確定ダメージを追加で1点(合計3点)受けることで、与える物理ダメージをさらに+1点(合計3点)することを選択できます。
《11レベル以上》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型
- 前提
- [忌むべき血]
- 限定条件
- 使用
- [忌むべき血]
- 適用
- リスク
- 概要
- [忌むべき血]強化
- 効果
[忌むべき血]が強化され、確定ダメージをさらに追加で2点(合計5点)受けることで、与える物理ダメージをさらに+2点(合計5点)することを選択できます。