【センティアン】
(全域)- 入門条件
- センティアン
センティアンとは、神によって使命を帯びた魂が、彫像や石像などの聖なる構造物に宿り、受肉した種族です。
そのため、石のような質感はなく、見た目はほぼ人間と変わりません。
意思を持って動き出したときが誕生となり、神からの使命を得て、それを達成するべく行動します。
身体のどこかに自らを目覚めさせた神のシンボルが刻まれており、神聖魔法を行使する際には淡く発光します。
このシンボルが聖印として作用するため、センティアンは聖印がなくとも神聖魔法が行使できます。
センティアンはとにかく目撃例が少なく、現在どれくらいが存在するかは確認されていません。
古い神殿の記録などにわずかに記載が残るだけで、使命を得て動いているセンティアンは、神の代弁者、神の意思の遂行者として身分を保証されるか、普通の人間と見分けがつきにくいことから、人間として扱われます。
ほかの種族にない特徴として、センティアンは使命を与えた神によって、その分類が変化するというものです。
第一の剣ルミエル、もしくは第三の剣カルディアに連なる神の使命で受肉したなら、分類は人族として扱われます。
対して第二の剣イグニスに連なる神の使命で受肉したなら、分類は蛮族として扱われます。
センティアンは特定の神の使徒として現れ、その使命を果たすことを目的としますが、その生態は元となった神ごとにさまざまで、文献でも一致しません。
このことがセンティアンという種族が、多くの人に認知されていない理由のひとつです。
見た目は元となった彫像の姿が、そのまま受肉したようなものとなります。
性別はモデルとなった彫像のデザインによって決まりますが、生殖能力はなく、家族などの概念も知識として知っているだけになります。
受肉したときからその世界の知識や常識は、成人した人間と同程度持ち合わせますが、少し古い物言いや知識を持っていることがあるようです。
寿命は確認されておらず、受肉したそのときから姿は変わりませんが、ほかの種族と同じように食事や睡眠を行います。
使命を終えると再び彫像の姿に戻るとされ、次に再び使命を得るまで、休眠し続けます。
そのためなのか元からそうなのか、高レべルのセンティアンが受肉し、目覚めることもあるようです。
まれに彫像に戻らず、行動を続けるセンティアンもいますが、その場合は、なにか遠大な使命が課せられているのだろうと考えられています。
初期習得言語(人族):「神紀文明語」の読文と「交易共通語」の会話と読文
初期習得言語(蛮族):「神紀文明語」の読文と「ドレイク語」「汎用蛮族語」の会話と読文
選択不可の技能:なし
“穢れ”:0点(人族)、3点(蛮族)
能力値の決定
使命を与えた神の陣営 | A | B | C | D | E | F |
第一の剣ルミエル | 1d | 2d | 1d | 2d | 2d | 2d |
第二の剣イグニス | 1d | 2d | 2d | 1d+6 | 2d | 2d |
第三の剣カルディア | 1d | 2d | 1d | 1d | 1d+6 | 1d+6 |
生まれ表
生まれ | 技能 | 技 | 体 | 心 | 参照頁 |
神官戦士 | プリースト&ファイター | 6 | 14 | 6 | 『RGB』17頁 |
神官闘士 | プリースト&グラップラー | 8 | 13 | 5 | 『RGB』17頁 |
神操術師 | プリースト&コンジャラー | 4 | 12 | 10 | 『RGB』17頁 |
神官 | プリースト | 7 | 12 | 7 | 『RGB』17頁 |
魔動神官 | プリースト&マギテック | 9 | 9 | 8 | 『RGB』17頁 |
魔神操者 | プリースト&デーモンルーラー | 7 | 10 | 9 | 『RGB』17頁 |
神学者 | プリースト&セージ | 6 | 11 | 9 | 『RGB』17頁 |
薬師 | プリースト&レンジャー | 8 | 10 | 8 | 『RGB』17頁 |
神楽師 | プリースト&バード | 5 | 14 | 7 | 『RGB』17頁 |
神軍師 | プリースト&ウォーリーダー | 5 | 15 | 6 | 『RGB』17頁 |
センティアンの能力値の決定
センティアンの能力値は、使命を与えた神の陣営がどの剣に属しているかで変わります。
使命を与えた神の陣営
センティアンの特徴について
センティアンはこれまでにPCとして扱えるどの種族とも異なり、「人族」か「蛮族」かが決まっていません。
プリースト技能をどの神にするかで分類が決まり、種族特徴と能力値の傾向が決まります。
また、体内の“穢れ”も、分類が決まったときに決まります。
センティアンのキャラクターを作成する場合、まず信仰する神を選ぶことに注意してください。
また、以下はセンティアンのキャラクターを選ぶ際に、特別な扱いとなる神について記載しています。
ル=ロウド
第二の剣の神として扱われますが、この神の使命で受肉したセンティアンは、「分類:人族」「分類:蛮族」の双方が存在し、キャラクター作成時に、いずれかの分類を任意で選べます。
どちらを選んでも、種族特徴は第二の剣のものとなります。
センティアンのキャラクターは、選んだ分類と異なる社会には基本的には存在しません。
また、一度選ぶと、もう変更することはできません。
使用する魔法については、「信仰と神聖魔法の効果」を参照してください。
ラーリス
この神はセンティアンを受肉させることはなく、この神を信仰するセンティアンのキャラクターは存在しません。
センティアンの死亡と蘇生について
センティアンはこれまでの種族と異なり、受肉させた神によって能力値と種族特徴が大きく変わります。
また、死亡時の扱いと蘇生に関しても大きく変わります。
すべてのセンティアンに共通しているのは、神から使命を継続する目的で蘇生を施されることです。
操霊術師による【リザレクション】では魂を呼び戻して蘇生することはできず、特定の手順を踏まえ、神の使命を引き継ぐ必要があります。
すべてのセンティアンは神から得た使命を果たすために受肉していると考えるため、蘇生可能な状況であれば、それを受け入れます。
第一の剣ルミエル
第一の剣に属する神のセンティアンは、生死判定に失敗するとその場で石像になります(装備品や所持品は、取り外すことができます)。
その石像を死体として扱います。
そのセンティアンを知るものであれば、石像を見てそれと気づきます。
蘇生を試みる際は、通常の【リザレクション】などではなく、そのセンティアンの神の神殿や祠の前など、聖別された場所に1時間安置することで復活します。
蘇生するたびに“穢れ”が発生し、“穢れ表”に応じた影響を受けます。
“穢れ”が5点に達すると、センティアンは砕け散り、装備品と所持品だけその場に残されます。
第二の剣イグニス
第二の剣に属する神のセンティアンは、生死判定に失敗するとその場で全身が砕けて失われ、蘇生することはできなくなります。
装備品や所持品は、その場に残ります。
第三の剣カルディア
第三の剣に属する神のセンティアンは、生死判定に失敗すると肉体は消滅し、自動的にどこか別の場所(その神の神殿など、聖別された場所)で、別の姿となって即座に蘇生します。
装備品や所持品は、その場に残されます。
この際、蘇生しても“穢れ”は増えませんが、同じ魂が蘇生する回数は3回まで、となります。
3回目の生死判定の失敗後は、蘇生することなく、魂も消滅します。