フィラデルファス
- 知能
- 人間並み
- 知覚
- 五感(暗視)
- 反応
- 敵対的
- 穢れ
- 3
- 言語
- 汎用蛮族語、ノスフェラトゥ語
- 生息地
- 遺跡、洞窟
- 知名度/弱点値
- 16/19
- 弱点
- 命中カ+1
- 先制値
- 15
- 移動速度
- 18/18(飛行)
- 生命抵抗力
- 10 (17)
- 精神抵抗力
- 11 (18)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
爪 | 10 (17) | 2d+8 | 10 (17) | 8 | 66 | 55 |
特殊能力
[主]神聖魔法8レベル/魔力10(17)
[常][宣][主]魔法適性
戦闘特技《ターゲッティング》《鷹の目》《魔法拡大/数》《マルチアクション》《ワードブレイク》を習得しています。
[補]射竦める視線/10(17)/精神抵抗力/消滅
「射程/形状:2(30m)/起点指定」で、「対象:1体」をみつけます。
対象は10秒(1ラウンド)の間、回避力に-1のペナルティ修正を受けます。
この能力は1ラウンドに1回だけ使えます。
[常]高貴なる擬態/16/魔物知謀/消滅
立ち振る舞いや会話などで、自身を吸血鬼と相手に誤認させます。
「魔物知識判定」に失敗した対象は、この魔物を「レッサーヴァンバイア」と誤認します。
その後、この魔物がレッサーヴァンパイアではないと疑うような動作や言動、根拠などを見つけた場合、目標値16の「真偽判定」を試み、成功すればそれを確信できます。
その後、改めてこの険物に対する「魔物知識判定」を試みられます。
[常]飛行
近接攻撃の命中力・回避力判定に+1のボーナス修正を得ます。
戦利品
- 自動
- 長い牙(100G/赤A)
- 2~5
- なし
- 6~10
- 赤いマント(200G/白A)
- 11~
- 吸血鬼のマント(1000G/白S)
解説
概要
フィラデルファスは、高位のヴァンパイアであるノスフェラトゥを思わせる姿形をしており、極めて長命かつ不老で、飛行することができるなどノスフェラトゥを想起させるようないくつかの特殊能力を持っています。
実際にはノスフェラトゥに擬態しているだけのまったく別の蛮族です。
たとえば、再生能力はなく、太陽によってダメージを受けたり、灰から復活したりすることもありません。
フィラデルファスは、自分が見せかけほどは強くないことを知っているため、ノスフェラトゥに擬態して多くの配下を従え、組織を形成することで身を守っています。
大抵の場合、フィラデルファスに従う配下は、自分が強大なノスフェラトゥに従っていると信じています。
しかし、戦いになり、身の危険を感じると、フィラデルファスは「興が削がれたとか」「今宵は気分がいいから見逃してやる」などとそれらしい理由をつけ、配下を見捨てて、さっさと逃げてしまいます。
そして、まったく別の場所で、新たな組織をつくり上げ、ノスフェラトゥとして君臨するのです。
外見的特徽
フィラデルファスは、見目麗しい人族の姿をしていますが、死者のように青白い肌と真っ赤な瞳、鋭い牙を持っています。
このため、その姿形はノスフェラトゥにそっくりで、並の賢者では偽りのノスフェラトゥだと見破ることは困難です。
ただし、フィラデルファスを見ても、どの氏族に属するノスフェラトゥかを見分けることはできません。
彼らはノスフェラトゥではないので、当然といえば当然ですが。
一方で、フィラデルファスもそれはわかっているので、自分の容姿や能力に近い氏族に偽装していることもあります。
太陽によって傷つかないことから、(倒した後でも)その肌を太陽に晒すことで、容易にノスフェラトゥではないことを知ることができます。
生態/生息域
フィラデルファスは、どこにでもいる可能性がありますが、組織をつくるのには配下となる蛮族や人族が多い方が都合がよいため、蛮族の里や人族の都市の闇社会に潜伏していることが多いようです。
フィラデルファスがつくる組織のほとんどは犯罪組織ですが、人族の都市などでは慈善団体を装っていることもあります。
ただし、フィラデルファスは、絶対数が少なく、互いの縄張りを侵すことを極端に嫌うため、他のフィラデルファスがすでに存在する場所からは立ち去ります。
このため、基本的には、ひとつの都市には、1体のフィラデルファスしか存在しません。
また、本物のノスフェラトゥが支配する場には立ち入らず、敵対することは徹底的に避けようとします。
万がー、敵対してしまった場合は迷わず逃亡します。
フィラデルフアスが組織をつくるのは、身を守るための習性のようなものであるため、彼らの組織は中規模に留まることがほとんどです。
身を守るためには、あまり巨大な組織は必要ではなく、大きくなり過ぎることで強者の興味を惹いてしまう可能性が高くなるというデメリットがあるからです。
しかし、フィラデルファスをノスフェラトゥと信じて従っている配下たちが、その威を借りて組織を肥大化させることもあります。
こうした場合、危険を感じない限り、フィラデルファスは組織が大きくなるのを放置しますが、少しでも危険を感じたら切り捨てるのに躊躇することはありません。
戦い方/危険度
敵対者が現れた場合、フィラデルファスは可能な限り、自分が矢面に立つことを避け、配下に敵対者を排除させようとします。
配下の中には、フィラデルファスをノスフェラトゥと信じて従っている強力な蛮族や人族もいるため、敵対者にとっては極めて危険な障害となるでしょう。
フィラデルファスは、配下の実力を正確に把握しており、自分と同等以上の強さを持つ配下が退けられると、即座にすべてを捨てて逃げ出します。
このように、フィラデルファスは保身を優先する傾向が強く、危険を感じるとすぐに逃亡してしまうため、フィラデルファスを倒すにはまず退路を断つなどして逃亡を防ぐ手段を講じておく必要があります。
そして、敵対者との直接対決を余儀なくされた場合、フィラデルファスは《マルチアクション》を駆使し、魔法攻撃と近接攻撃によって、短時間で決着をつけようとします。
もし、そうしなかった場合は、増援や伏兵の可能性があります。
また、どんな優位に戦いを進めていても逃げる隙ができたら、迷わず逃走します。
過去の事件
100年あまり前の一時期、“悪徳の都”と名高いコルガナ方の街、モルガナンシン--別名「ヴァイスシティ」において勢力を拡大したノスフェラトゥが、実はフィラデルファスであったという疑いがあります。
このノスフェラトゥは、“死告の聖使徒”アザリル・モルディールといい、“不死の女王”ツァイデスの高位神官だったと伝えられています。
アザリルは、多くの女性たちを配下として従え、彼女たちの手練手管によって男たちを操りました。
必然的に、アザリルの組織は娼婦を中心として拡大し最盛期にはヴァイスシティの支配者のひとりである“紅霞の”ナグーザーバラの勢力をも凌駕したといわれています。
このため、ナグーザーバラは、他の支配者たちと協力してアザリルの組織を叩き潰そうと画策したのです。
しかし、アザリルは、ナグーザーバラが動き出す直前に、忽然と姿を消しました。
数多くの女性たちとともに。
アザリルがフィラデルファスであったという証拠はありませんが、鋭敏に危険を察知し、躊躇なくすべてを捨てて姿を消す引き際の良さは、まさにフィラデルファスそのものです。