【コボルド】
(全域)- 入門条件
- コボルド
蛮族の中でも最下層に位置し、蔑まれ、奴隷同然に扱われるか弱き存在として、コポルドは知られています。
臆病かつ従順な性格をしており、誰にでも低姿勢で接します。
それは、蛮族社会において、コボルドより弱い者が存在しないゆえの処世術なのでしょう。
しかしその分、コボルドは手先が器用で雑用を得意としています。
中でも調理の腕前は優れており、人族の中にも好んでコボルドを料理人として雇い入れる者がいるほどです。
また、コミュニケーション能力にも優れており、ほとんどのコボルドが人族の言葉を話せます。
そのため、通訳に使われることもあります。
コボルドはほとんどの相手に脅威とは見なされておらず、基本的に軽視され、無視されます。
そのため、戦いの中で生き残ることも多く、意外なしぶとさを見せることがあります。
ただ、種としてどうしても貧弱であることは覆すことができず、すぐに種としての成長限界に達してしまいます。
また、早熟な分短命で、生まれて5年もすれば成人とみなされ、30年を超えて生きることはありません。
初期習得言語:「汎用蛮族語」「交易共通語」の会話と読文、「妖魔語」の会話
選択不可の技能:なし
“穢れ”:1点
能力値の決定
A | B | C | D | E | F |
2d | 2d | 1d | 1d | 2d | 2d |
生まれ表
生まれ | 技能 | 技 | 体 | 心 | 参照頁 |
舞い手 | バトルダンサー | 7 | 6 | 5 | 『BR』43頁 |
軽戦士 | フェンサー | 8 | 5 | 5 | 『BR』43頁 |
射手 | シューター | 9 | 5 | 4 | 『BR』43頁 |
魔術師 | ソーサラー | 6 | 4 | 8 | 『BR』43頁 |
魔動機師 | マギテック | 8 | 3 | 7 | 『BR』43頁 |
斥候 | スカウト | 9 | 4 | 5 | 『BR』43頁 |
野伏 | レンジャー | 7 | 5 | 6 | 『BR』43頁 |
趣味人 | セージorバード | 7 | 4 | 7 | 『BR』43頁 |
天地使い | ジオマンサー | 6 | 6 | 6 | 『BR』43頁 |
参謀 | ウォーリーダー | 8 | 4 | 6 | 『BR』43頁 |
ロールプレイの指針
コボルドは、蛮族社会において最下層の存在です。
人族の奴隷と並べても、さほど扱いに差はないでしょう。
そうしたひどい扱いの中でコボルドが生き残ってきたのは、ひとえに手先と対人関係の巧みさによるものです。
コボルドは自分が弱い存在であることを自覚しており、強者には媚びへつらい、そつなく仕事をこなすことで主の不興を買うことなく、生き延びることを学びました。
コボルドのプレイヤーが全員卑屈なロールプレイをする必要はありませんが、コボルドがか弱く惨めで差別されている底辺の存在だと言うことは念頭に置いておくといいでしょう。
どうしても単独では貧弱なコボルドですから、プレイヤーはなるべく早く主人となる存在を見つけ出しましょう。
それはPCでもかまいませんし、シナリオに登場する重要NPCでもかまいません(その場合、GMの許可はもらいましょう)。
そして持てる技能を最大限駆使し、主に尽くすのです。
また、コボルドはコミュニケーション能力に優れ、言語能力に長けています。
そのため、人族の言葉を理解し、会話することもできます。
なので、人族が登場した場合は積極的にコミュニケーションを取ることもできますし、身の安全を保証してくれるなら、人族に寝返ることもあります。
コボルドをPCに選んでいる時点で、戦闘や魔法で活躍することは望むべくもありません。
ですから、コボルドをプレイするときは、弱々しい愛玩犬や、卑屈だけれど狡猾な策士をイメージしてプレイするとよいでしょう。
流派装備
秘伝
[種の限界]
あらゆる冒険者技能において、5レベルまでしか成長できません。
[軽視]
攻撃や特殊能力の対象となったとき、他のPCにそれを振り向けるようGMに要求できます。
GMは、ゲームルールが許す範囲で、対象を別のPCに変更します。
この能力は1回の戦闘に1度だけ使用できます。
[小さな匠]
細かい作業や丁寧な作業が得意です。
非戦闘時の器用度を基準とする行為判定に+2のボーナス修正を得ます。
また、一般技能を導入している場合、最大で合計15レベル習得できます(PCである限り、この能力で習得できるひとつの技能の上限は5レベルです)
弱点
魔法ダメージ+2点