【ドレイクブロークン】
(全域)- 入門条件
- ドレイクブロークン
蛮族の中にあって、支配者として振る舞っているドレイクたちですが、生まれながらにしてその地位を追われる者もいます。
それが、“魔剣を持たぬ者”―ドレイクブロークンです。
ドレイクは卵生であり、魔剣を抱いて生まれてきます。
その魔剣はドレイクの命と直結しており、その力で竜化することができます。
ドレイクが齢を重ねるごとに成長する魔剣は、強力な武器であると同時に、急所とも言えます。
この魔剣を折られたドレイクは、多くの場合命を落とすのです。
しかしごく稀に、この魔剣を持たないまま生まれてくる者がいます。
また、さらに稀なことに、魔剣を折られたり失ったりしたにもかかわらず、死を免れる者もいます。
こうした者を嘲り、蔑んで、ドレイクブロークンと呼ぶのです。
魔剣を持たない彼らは、基本的に人間形態でしかいられません。
かつ、翼は小さく退化してしまい、飛行能力を失っています。
そんな彼らですが、〈剣の結晶〉と呼ばれるアイテムを消費することで、限定的ながら竜の姿を取り戻すことが可能です。
そのときには、空を飛び、「光のブレス」を吐いて戦うことも可能です。
なお、ドレイクブロークンは15歳で成人として扱われます。
不老で、寿命は1000年を超えると言われています。
初期習得言語:「汎用蛮族語」「交易共通語」「ドレイク語」の会話と読文
選択不可の技能:なし
“穢れ”:3点
能力値の決定
A | B | C | D | E | F |
1d | 1d | 2d | 2d | 2d+6 | 2d |
生まれ表
生まれ | 技能 | 技 | 体 | 心 | 参照頁 | |
戦士 | ファイター | 12 | 14 | 4 | 『BS』5頁 | |
戦舞士 | バトルダンサー | 13 | 11 | 6 | 『BS』5頁 | |
軽戦士 | フェンサー | 14 | 10 | 6 | 『BS』5頁 | |
魔術師 | ソーサラー | 11 | 12 | 7 | 『BS』5頁 | |
操霊術師 | コンジャラー | 10 | 12 | 8 | 『BS』5頁 | |
神官 | プリースト | 11 | 11 | 8 | 『BS』5頁 | |
魔神使い | デーモンルーラー | 10 | 13 | 7 | 『BS』5頁 | |
斥候 | スカウトorレンジャー | 14 | 11 | 5 | 『BS』5頁 | |
賢者 | セージ | 11 | 13 | 6 | 『BS』5頁 | |
軍師 | ウォーリーター | 12 | 13 | 5 | 『BS』5頁 | |
ロールプレイの指針
蛮族社会におけるドレイクブロークンは、多くの場合、ドレイクとは見なされません。
せいぜいがトロールかレッサーオーガと同等であり、ひどい場合は下位蛮族同然に扱われることもあります。
しかしドレイクの本能か、誇り高い性格の者も多く、生きづらい人生となるでしょう。
差別され、蔑まれる生活に耐え切れず、人族社会へ逃げ出すドレイクブロークンも少なくありません。
彼らは、翼が萎えてしおれているため、角さえ隠すことができれば、人間の中に紛れることも可能です。
フード付きのローブや大きめの帽子、マントなどで、角や翼を隠せば充分でしょう。
“穢れ”も3点なため、〈守りの剣〉の影響下でも生活することができます(終始、耳鳴りと軽い頭痛は続きますが)。
蛮族社会でドレイクブロークンが信頼や地位を得るには、実力を見せつけるしかありません。
その点は、シンプルと言えるでしょう。
人族社会に受け入れてもらうには、かなりの困難が予想されます。
人族のドレイクに対する恐怖は尋常ではなく、正体が露見すれば、確実に騒ぎになります。
人族の信頼を得るには、並大抵の努力や実績では足りません。
ドレイクブロークンをプレイする際は、生まれの悲哀や人生の悲惨さをキャラクターに反映させるとよいでしょう。
かつては高い地位にあったものの、魔剣を失ったことでレベルも低下し、性格も変わってしまったとするのもありです。
その場合、魔剣を取り戻したり、下剋上を目指したりするのも目的としては悪くありません。
〈剣の結晶〉の購入と運用
ドレイクブロークンが種族特徴[限定竜化]を使用するためには、以下の〈剣の結晶〉のアイテムを使用しなければいけません。
〈剣の結晶〉は、本来〈守りの剣〉を強化する目的で用いられるもので、〈剣のかけら〉を加工して作製されます。
〈剣の結晶〉は金銭で取引されることはなく、「名誉点」によって入手できます。
〈剣の結晶〉は「用法:-」の「冒険道具類」として扱われますドレイクブロークンのキャラクターが扱う場合の詳細なアイテムデータは以下になります。
〈剣の結晶〉
特殊能力「光のブレス」「燦光のブレス」の扱い
ドレイクブロークンが[限定竜化]中に扱える特殊能力「光のブレス」は、以下のように扱います。
光のブレス
流派装備
秘伝
[暗視]
暗闇でも昼間と同じようにものが見えます
[限定竜化]
主動作で〈剣の結晶〉を使用して竜の姿に変わります。
額の角は伸びて頭は竜のものに変じ、背中の翼が伸長して、肌は鱗に覆われます。
[限定竜化]時には「移動速度」と同じ速度で飛行が可能になり、戦闘時には近接攻撃の命中力・回避力に+1のボーナス修正を得て、特殊能力「光のブレス」が使えるようになります。
「光のブレス」を使用する場合、移動は「通常移動」または「制限移動」に限られます。
[限定竜化]で変身した場合でも、装備や技能などに制限はありません。
一度変身した後、1時間は元の姿に戻れなくなります。
また、変身した状態を維持できるのは最大でも24時間となります。
ドレイクブロークンの弱点
魔法ダメージ+2点
《6レベル以上》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型
- 前提
- [限定竜化]
- 限定条件
- 使用
- [限定竜化]
- 適用
- リスク
- 概要
- [限定竜化]強化
- 効果
[限定竜化]を補助動作で行えるようになり、「光のブレス」の「射程/形状」が「50m/射撃」になり、与えるダメージが「威力30+冒険者レベル+生命力ボーナス」点になります。
《11レベル以上》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型
- 前提
- [限定竜化]
- 限定条件
- 使用
- [限定竜化]
- 適用
- リスク
- 概要
- [限定竜化]強化
- 効果
[限定竜化]中に使える「光のブレス」の名称が「燦光のブレス」になります。
「対象」が「1エリア(半径6m)/20」となり、与えるダメージが「威力40+冒険者レベル+生命力ボーナス」点になります。
戦闘特技〈魔法制御〉を習得していれば、範囲内の対象から任意のキャラクターを除外できます。
また戦闘特技〈魔法収束>によって、対象を「1体」とすることも可能です。