【ドーン】
(全域)- 入門条件
- ドーン
全身を暗い色の体毛で覆った、人間と似たような背格好の蛮族です。
隠密行動を得意とし、巧みな変装術を用いて人族の領域や町の中に侵入します。
多くの場合、顏も隠れるフードの付いたローブなどをまとい、貧民街や裏通りなどに潜伏し、夜に行動します。
より上位の蛮族に仕えていることが多く、その忠誠心はかなり高いことでも知られています。
口数は少なく、感情表現も抑えめですが、主に仕える影としては理想的な性質と言えるでしょう。
熟練のドーンになれば、密偵としてだけでなく、暗殺者としてもその才能を発揮します。
暗闇を見通す目と、両手の爪は、闇に潜み、暗がりから命を狙うドーンの役目には最適の能力です。
身のこなしは軽く、多数の追っ手に囲まれても、それを自力で排除することも可能な戦闘能力を有しています。
加えて、ドーンは非常に篤い信仰心を持つことでも知られています。
それは戦神ダルクレムや不死の女王ツァイデス、海掠神エイリャークなどの第二の剣の神々に向けられており、その教えに忠実であろうとします。
人族の社会にひっそりと根を広げる、これら第二の剣の神々を祭る神殿とも繋がりが深く、その布教にも尽力しています。
なお、ドーンは10歳で成人とみなされ、寿命は70年ほどです。
初期習得言語:「汎用蛮族語」「交易共通語」の会話と読文
選択不可の技能:なし
“穢れ”:2点
能力値の決定
A | B | C | D | E | F |
2d+6 | 2d | 1d | 2d | 2d | 1d |
生まれ表
生まれ | 技能 | 技 | 体 | 心 | 参照頁 |
戦士 | ファイター | 11 | 8 | 8 | 『BR』39頁 |
拳闘士 | グラップラー | 11 | 5 | 11 | 『BR』39頁 |
戦舞士 | バトルダンサー | 10 | 7 | 10 | 『BR』39頁 |
暗殺者 | フェンサー | 12 | 6 | 9 | 『BR』39頁 |
射手 | シューター | 12 | 4 | 11 | 『BR』39頁 |
魔術師 | ソーサラー | 9 | 6 | 12 | 『BR』39頁 |
神官 | プリースト | 10 | 7 | 10 | 『BR』39頁 |
魔神使い | デーモンルーラー | 11 | 5 | 11 | 『BR』39頁 |
密偵 | スカウト | 11 | 6 | 10 | 『BR』39頁 |
天地使い | ジオマンサー | 11 | 7 | 9 | 『BR』39頁 |
ロールプレイの指針
蛮族社会において、闇や影の中に生き、人族社会においても暗闇に潜む存在。
それが、ドーンです。
ドーンは種族として、闇に生きる隠密です。
表立って行動するような目立つことは極力避ける傾向にあります。
存在感を消す訓練を積むので、無口でほとんど気配を感じさせません。
ただ、人族の領域に忍び込んだり、なにか作戦を遂行することには、強い意欲と責任感を魅せます。
そのため、作戦会議などでは積極的に発言してよいでしょう。
潜入任務の場合は、変装しつつ人族らしくしゃべることもできます。
信仰心に篤く、毎日の祈りを欠かさないようにする傾向にあります。
戦神ダルクレムや不死の女王ツァイデスのプリースト技能を有する者も多く、その魔法の力は任務や戦場において重宝されます
なお、ドーンはどちらかというと下位蛮族に近い存在です。
そのうえ隠密としての任務が多いことから、武闘派の蛮族からは馬鹿にされたり軽んじられたりすることがあります。
ですがそんなことには慣れており、適当に受け流すのも得意です。
主人に対する忠誠心も高く、余計なことを言わず目的を速やかに達成するドーンは重宝されます。
クールな仕事人としてロールプレイすると、ドーンらしさが際立つのではないでしょうか。
流派装備
秘伝
[暗視]
暗闇でも昼間のようにものが見えます。
[暗殺の心得]
生来武器〈爪〉を持ちます。
爪は補助動作で展開、収納可能で、収納時は人間の爪と区別がつきません。
さらにこの武器による近接攻撃は、命中力に+1のボーナス修正を得て、追加ダメージが+2点されます。
この生来武器は魔装によってランクを上昇させることはできません。
[親しき闇]
気配を消したり、他者の気配を探るような動作が得意です。
「変装判定(自身のみ)」「隠密判定」「尾行判定」の達成値に+2のボーナス修正を得ます。
弱点
命中力+1
《6レベル以上》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型
- 前提
- [暗殺の心得]
- 限定条件
- 使用
- [暗殺の心得]
- 適用
- リスク
- 概要
- [暗殺の心得]強化
- 効果
[暗殺の心得]による生来武器がAランク〈鉤爪〉になり、追加ダメージの上昇はさらに+1点(合計+3点)されます。
この武器は例外的に《武器習熟A/格闘》を習得していなくても使用可能です。
《11レベル以上》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型
- 前提
- [暗殺の心得]
- 限定条件
- 使用
- [暗殺の心得]
- 適用
- リスク
- 概要
- [暗殺の心得]強化
- 効果
[暗殺の心得]による生来武器がSランク〈貫爪〉になり、さらに命中力へのポーナス修正はさらに+1(合計+2)となり、追加ダメージの上昇はさらに+1点(合計+4点)されます。
この武器は例外的に《武器習熟S/格闘》を習得していなくても使用可能です。
また[親しき闇]のボーナス修正がさらに+2(合計+4)されます。