【ディアボロ】
(全域)- 入門条件
- ディアボロ
アルフレイム大陸でのみ見られる、魔神に似た姿をした上位蛮族です。
ドレイクやバジリスクと並び立つ存在であり、蛮族軍を率いる実戦部隊長や軍団長としてその姿を見ることがあります。
ディアボロは魔法文明時代末期に、蛮族と魔神とを融合させる実験によって生み出されたとされており、兵士として量産された結果、独自の種族としてのアイデンティティーに目覚め、創造者を滅ぼして独立したと考えられています。
ディアボロは人間に近い形態の「人間形態」から、倍ほどの身長に巨大化した「魔人形態」に変身する能力を持っています。
「人間形態」のディアボロは、顔立ちこそ人間やエルフに似ていますが、その体格は総じて大柄で、筋肉質です。
肌は青黒い色をしており、頭部には目立つ大きな角があります(本数は個体差があります)。
体の各所にはマナが凝縮された黒い宝玉〈魔人核〉が存在しており、その力で浮遊することもできます。
その皮膚は柔軟ながら強靱で、強い衝撃には瞬時に硬化する性質を持ちます。
また、肩や肘、拳や指先などからは鋭い突起が伸びており、禍々しい様相を強めています。
こうした突起部は最初から硬質化しており、これらを引き抜いて自らの武器として戦うこともできます。
戦いの中、いざとなれば巨大な「魔人形態」に変身することもありますが、その後にかなり疲労することから、奥の手としています。
その威風堂々たる姿と、畏怖を感じさせるカリスマ性、なによりその戦闘力によって、他の蛮族に恐れられています。
ディアボロは生まれながらに徹底したエリート教育を受け、将来軍勢を率いる存在となるよう育てられます。
優れた身体と自身の特殊能力を誇る彼らの多くは戦士となり、魔法を学ぶ者は稀です。
ディアボロは20歳で成人と見なされ、その寿命は800年とされます。
初期習得言語:「汎用蛮族語」の会話と読文、「魔神語」の会話
選択不可の技能:なし
“穢れ”:4点
能力値の決定
A | B | C | D | E | F |
2d | 2d | 2d+6 | 2d | 1d | 1d+6 |
生まれ表
生まれ | 技能 | 技 | 体 | 心 | 参照頁 |
戦士 | ファイター | 10 | 10 | 8 | 『BR』7頁 |
拳闘士 | グラップラー | 11 | 10 | 7 | 『BR』7頁 |
舞い手 | バトルダンサー | 11 | 11 | 6 | 『BR』7頁 |
軽戦士 | フェンサー | 12 | 8 | 8 | 『BR』7頁 |
射手 | シューター | 12 | 7 | 9 | 『BR』7頁 |
魔神使い | デーモンルーラー | 9 | 9 | 10 | 『BR』7頁 |
賢者 | セージ | 8 | 10 | 10 | 『BR』7頁 |
錬体士 | エンハンサー | 10 | 9 | 9 | 『BR』7頁 |
参謀 | ウォーリーダー | 9 | 10 | 9 | 『BR』7頁 |
部位操者 | フィジカルマスター | 9 | 10 | 9 | 『BR』7頁 |
ロールプレイの指針
ディアボロは、アルフレイム大陸の蛮族社会において、よく知られた上位蛮族です。
そのため初期作成であっても、一目置かれる存在です。
ゴプリンやボルグなどの下位蛮族に対しては、尊大な態度で接してもかまいませんし、命令したり恫喝したりすれば、へりくだって道を空けるぐらいはするでしょう。
しかしだからといって、不用意に傷つけたり殺したり、命令を無理強いしたりすると、他に主がいた場合、大きなトラブルに発展する危険性があるため、むやみに行うべきではありません。
下位蛮族とはいえ、数が多ければ反撃してくる可能性もあるので、その点も注意が必要です。
蛮族社会におけるディアポロは、特に戦闘に秀でていると考えられています。
そのため、求められる役どころは、リーダーや指揮官です。
ディアボロをプレイする際は、仲間をまとめ、先頭に立って敵に挑むスタイルが基本となるでしょう。
誇り高く、規律を重んじ、ときに目的のために少数を切り捨てる冷酷さも見せる――そうした軍人のような性格付けがディアボロには似合います。
戦闘狂や武人、野心あるエリート、より上位の蛮族に忠実な軍人などを、基本的なイメージと考えてください。
もちろんそうではないギャップのあるキャラクター――一見して臆病、慎重すぎる、心優しく慈悲深い、など――を創造し、プレイするのも意外性があって楽しいものです。
流派装備
秘伝
[暗視]
暗闇でも昼間のようにものが見えます。
[飛行(飛翔)]
〈魔人核〉の力で、空を飛んで移動できます。
移動速度は「敏捷度」と同じになります。
また、戦闘時は近接攻撃の命中力・回避力に+1のボーナス修正を得ます。
[魔人化]によって魔人形態に変身すると名称が[飛翔]に変わり、[部位:胴体]が持つ能力になります。
[部位:胴体]のHPが0以下になると[飛翔]の能力は失われます。
[魔人の皮膚]
断空属性または衝撃属性の物理ダメージ、魔法ダメージを受けるとき、ダメージを常に3点減少できます。
[魔人化]
〈魔人核〉を活性化させ、主動作で魔人形態に変身します。
変身後は部位数が「2」となり、「[部位:頭部(コア部位)][部位:胴体]」を持つキャラクターになります。
この能力は3時間おきに1回しか使えません。
また、一度変身すると、1時間は元の人間形態には戻れません。
変身するとHP、MPは最大値まで回復します。
その他継続的に効果を受けているすべての効果はコア部位がそのまま引き継ぎます。
[部位:頭部]は人間形態時に習得しているすべての技能や魔法、戦闘特技をそのまま使用、適用できます。
また〈牙〉の生来武器を得ます。
ただし「用法:1H」及び「用法:2H」の武具やアイテムは使用できません。
[部位:胴体]は「用法:1H日」「用法:2H」の武具やアイテムを使用できます。
また〈錐〉の生来武器を得ます。
[部位:頭部]の防護点及び[部位:胴体]の各数値は「複数部位の基礎ステータス」を参照してください。
弱点
純エネルギー属性ダメージ+3点
《6レベル以上》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型
- 前提
- [魔人化]
- 限定条件
- 使用
- [魔人化]
- 適用
- リスク
- 概要
- [魔人化]強化
- 効果
[魔人化]を行った際、[部位:頭部]は変身前の状況を引き継ぐか、すべての効果を失わせるかを選ぶことができるようになります。
《8レベル以上》
- 必要名誉点
- タイプ
- 前提
- [魔人化]
- 限定条件
- 使用
- [魔人化]
- 適用
- リスク
- 概要
- [魔人化]強化
- 効果
[魔人化]を補助動作で行えるようになります。
《11レベル以上》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型
- 前提
- [飛行(飛翔)]
- 限定条件
- 使用
- [飛行(飛翔)]
- 適用
- リスク
- 概要
- [飛行(飛翔)]強化
- 効果
[飛行(飛翔)]が[飛行Ⅱ(飛翔Ⅱ)]になり、飛行時の移動速度が「敏捷度の2倍」になります。
さらに、近接攻撃に対する命中力・回避力判定にさらに+1(合計+2)のボーナス修正を得ます。