ゆとシートⅡ for SW2.5(紅草)

【アビス強化】 - ゆとシートⅡ for SW2.5(紅草)

【アビス強化】

入門条件
アビスシャード3個

武器や盾、鎧などの武具は、さまざまな強化を施し、その性能を高めることが可能です。
魔術師ギルドで行われる「アビス強化」はそれらの一種で、武具に〈アビスシャード〉の力を込め、望んだ性能を得られるものです。
安価で有用なものとされていますが、〈アビスシャード〉には望まぬ効果を得てしまうという「アビスカース」があり、その多用は危険ともされています。

アビス強化の手順

①アビス強化をする武具を選ぶ

まず、自身が所持しているか、これから購入する予定の武具(武器または防具)を1つ選びます。
選べる武具に制限はありません。
既に「魔法の武器+1」や「妖精の武器」「防弾加工」などの強化をされている武具や、魔法の武器、魔法の防具などを、さらにアビス強化することが可能です。
いずれの効果を得ても、アビス強化された武器は魔法の武器として扱われ、防具は魔法の防具として扱われます。
アビス強化の制限アビス強化は、ひとつの武具に対して2つまで行えます。
ひとつの武具に、同じ内容の強化は行えません。
既に2回アビス強化を施した武具は、それ以上強化を施したり、強化の内容を変更することはできません。
後述の「「アビスカース」の内容を決め直す」は行えます。

②その武具に強化したいアビス強化の内容を選ぶ

武具を選んだら、その武具を強化する内容を1種選び、その強化を得ます。
強化の内容は武具ごとに異なります。

③強化に必要なガメルと〈アビスシャード〉を消費する

アビス強化を行うには、強化素材として〈アビスシャード〉が必要です。
また、強化するためには加工費用を支払わなければいけません。
「アビス強化された武具の価格」「〈アビスシャード〉を支払う」を参照してください。

④「アビスカース」を決定する

アビス強化を行った武具は、その強化の代償として「アビスカース」という不利な効果を同時に受けることになります。
「アビスカース」の効果はその武具によって受けているものです。
装備状態を解除すれば効果を受けないものもありますが、中には装備せずとも、所持しているだけで不利な効果を受けてしまうものもあります。
アビス強化を行ったら、それに対応する「アビスカース」の内容を決定し強化の内容とあわせて記録しておきます。
「アビスカース」は、既にそのPCがいずれかのアビス武具で受けている効果と同じ出目となった場合、新たな効果となるまで振り直して決めなければいけません。

⑤アビス強化の完了

強化内容を決め、強化費用と〈アビスシャード〉を消費して「アビスカース」の内容を決めれば、アビス強化は完了します。
アビス強化には、ゲーム内時間で1日を要します。

アビス強化の内容

アビス強化は望んだ効果を武具に与えることが可能です。
この効果は常に発揮されます。
ひとつの武具にはアビス強化を2つまで行えますが、同じ効果を重ねて強化することはできません。
また、強化のたびに強化費用が必要になります。
2回目の強化では強化費用は変わりませんが、〈アビスシャード〉がより多く必要になります。

武器のアビス強化

武器をアビス強化する場合、以下の項目から選びます。

「命中力+1」
武器の命中力を+1します。

「追加ダメージ+1」
武器の追加ダメージを+1します。

「必要筋カー2」
武器の必要筋力を2点低くします。
この強化で必要筋力は1未満にはなりません(最低1)。

「クリティカル値-1」
武器のクリティカル値を1点低くします。
この効果でクリティカル値は7以下になりません。

「特定分類のキャラクターへの追加ダメージ+2」
人族や蛮族など、特定の分類に対してその武器で物理ダメージ・魔法ダメージを与える場合、追加ダメージが2点上昇します。
分類は「分類決定表」から「任意」の項目以外の分類を選びます。

「特定属性による追加ダメージ+1」
その武器で攻撃した際に特定の属性で物理ダメージ魔法ダメージを与えた場合、追加ダメージが1点上昇します。
属性は「属性決定表」からひとつを選びます。
この強化そのものは、武器に属性を与えません。

「魔法行使判定の達成値+1」
その武器が〈魔法の発動体〉として扱える場合、その発動体で真語魔法・操霊魔法の魔法行使判定を行ったときの魔法の達成値に+1のボーナス修正を得ます。

「魔法によるダメージ+1」
その武器が〈魔法の発動体〉として扱える場合、その発動体で真語魔法・操霊魔法の魔法を行使し、物理ダメージ・魔法ダメージを与える場合、そのダメージを1点上昇させます。
この効果によるダメージの上昇は「時間:一瞬」の魔法でなければ効果はありません。

「魔法による回復量+1」
その武器を保持または装備した状態で魔法を行使してHPを回復させる場合、その回復量を1点上昇させます。
魔法の系統は問われません。
この効果による回復量の増加は「時間:一瞬」の魔法でなければ効果はありません。

鎧のアビス強化

鎧をアビス強化する場合、以下の項目から選びます。
いずれの強化も〈非金属鎧〉〈金属鎧〉に行えます。

「防護点+1」
鎧の防護点を+します。

「必要筋カ-2」
鎧の必要筋力を2点低くします。
この強化で必要筋力は1未満にはなりません(最低1)。

「魔法ダメージ1点減少」
鎧を装備しているときに魔法ダメージを受ける場合、それを1点減少させます。

「特定分類のキャラクターに対する防護点+2」
人族や蛮族など、特定の分類のキャラクターから物理ダメージを受ける場合、防護点が2点高いものとして扱います。
分類は「分類決定表」から「任意」の項目以外の分類を選びます。

「特定属性からの物理ダメージ・魔法ダメージ2点減少」
特定の属性で物理ダメージ・魔法ダメージを受ける場合、それを2点減少させます。
属性は「属性決定表」からひとつを選びます。

「判定パッケージ強化」
鎧を装備している時、任意の「行為判定パッケージ」1種の達成値に+1のボーナス修正を得ます。

盾のアビス強化

盾をアビス強化する場合、以下の項目から選びます。
いずれの強化もすべての盾に行えます。
武器として扱える盾を強化したときは、武器として扱った場合、扱わなかった場合のいずれの場合も強化の効果を得られます。

「防護点+1」
盾の防護点を+1します。
防護点が「0」の盾にも有効です。

「回避力+1」
盾を装備しているときに回避力判定に+1のボーナス修正を得ます。

「必要筋力-2」
盾の必要筋力を2点低くします。
この強化で必要筋力は1未満にはなりません(最低1)。

「魔法ダメージ1点減少」
盾を装備しているときに魔法ダメージを受ける場合、それを1点減少させます。

「特定分類のキャラクターに対する防護点+2」
人族や蛮族など、特定の分類のキャラクターから物理ダメージを受ける場合、防護点が2点高いものとして扱います。
分類は「分類決定表」から「任意」の項目以外の分類を選びます。

「特定属性からの物理ダメージ・魔法ダメージ2点減少」
特定の属性で物理ダメージ・魔法ダメージを受ける場合、それを2点減少させます。
属性は「属性決定表」からひとつを選びます。

アビス強化された武具の価格

アビス強化を行った場合、武具のランクによって強化費用が異なります。
2回目のアビス強化でも、価格は変わらず、支払われます。

強化する武具のランク価格(ガメル)
Bランク2000
Aランク4000
Sランク8000
SSランク12000G

アビス武具の基本取引価格

アビス強化を行った武具の基本取引価格は、以下のように扱われます。

「本来の基本取引価格」+「アビス強化で支払った強化費用」

既にアビス強化された武具を売買する場合、この基本取引価格で扱うようにしてください。
強化を2回行ったアビス武具の場合、強化2回ぶんの強化費用を基本取引価格に加えます。
強化された武具の基本取引価格に、強化のため、もしくは「アビスカース」の振り直しのために費やされた〈アビスシャード〉は影響しません。

〈アビスシャード〉を支払う

アビス強化を行う際、必ず〈アビスシャード〉が必要になります。
その武具を初めてアビス強化する場合、必要な〈アビスシャード〉は3個となります。
すでにアビス強化を行った後、2回目のアピス強化を行う場合、必要な〈アビスシャード〉は6個となります。
いずれもアビス強化を行う際、強化費用と同時に支払います。
支払ったアビスシャードは失われます。

アビスカース

「アビスカース」とは、アビス強化を行った武器に、その強さの代償として共に与えられる効果です。
その武具を使ったときに現れる効果だったり、持ち歩くだけでも受けてしまう効果だったりします。
アビス強化を行った場合、必ずその強化に対応する「アビスカース」の内容を「アビスカース表」で決定します。
「アビスカース」を決定するときは、必ず「アビスカース表」から無作為に選ばれなければいけません。
また、一度決定した「アビスカース」の内容は「「アビスカース」の内容を決め直す」以外の方法では変えられません。
そのPCが既に持っているアビス武具の「アビスカース」と同じ結果となった場合、新たな結果となるまで振り直して決めなければいけません。

アビスカース表

「アビスカース」を決定する際、1dを2回振り、以下の「アビスカース表」の出目に対応した項目を参照します。
アビスカース表の項目説明

「出目」
「アビスカース」の内容を決定する際、1dを2回振ります。
1回目の出目が項目の左側、2回目の出目が項目の右側に対応しています。

「アビスカース名称」
「アビスカース」の効果の名称です。
アビス武具にはこの名称が追加で与えられます。
〈自傷のロングソード〉〈嘆きのプレートメイル〉などとなります。
アビス強化を2回行った武具には「アビスカース」が2種与えられているため、これらを繋がるように併記して名称とします。
〈優しき差別のバックラー〉などとなります。

「効果を受けるタイミング」
アビスカースの効果を受けるタイミングを記しています。
「携行時」とある場合、その武具を装備せずとも、持ち歩いているだけで常に効果、影響を受けてしまいます。
「装備時」とある場合、その武具を実際に装備し、概要に記された状況が発生することで、効果、影響を受けてしまいます。
保持しているだけの状態や、携行状態なら、一切効果を受けません。

「効果」
「アビスカース」の効果です。

アビスカース表

出目アビスカース名称効果を受けるタイミング効果
1-1「自傷の」装備時この武具を装備中に装備者がクリティカルを発生させた時、装備者のHPが5点減少する。
1-2「嘆きの」装備時近くに敵がいたり、長い緊張状態が続くと涙が止まらなくなる。戦闘中なら「射程:術者(自身)」「射程:接触」以外の効果で対象を選べなくなる。
1-3「優しき」装備時敵に同情してしまう。敵対するキャラクターを対象にする場合、対象のHPが1点以上減少しているなら命中力判定・魔法行使判定に-2のペナルティ修正を受ける。
1-4「差別の」装備時特定の分類に対して与える物理ダメージ・魔法ダメージが2点減少する。分類は「分類決定表」で無作為に決定する。
1-5「脆弱な」装備時魔法ダメージを受けるたび、そのダメージが+1点される。
1-6「無謀な」装備時防護点が2点減少する(最低0)。
2-1「重い」装備時強化した武具の必要筋力が+2点される。威力、防護点などは変化なし。
2-2「難しい」装備時いかなる威力表使用時でも、③④欄の数値が威力に関係なく「0」になる(自動失敗ではない)。
2-3「軟弱な」装備時精神抵抗力判定に-1のペナルティ修正を受ける。
2-4「病弱な」装備時生命抵抗力判定に-1のペナルティ修正を受ける。
2-5「過敏な」装備時特定の属性から受ける物理ダメージ、魔法ダメージが2点上昇する。属性は「属性決定表」で無作為に決定する。
2-6「陽気な」装備時精神抵抗力判定に失敗するたび、笑いが止まらなくなる。次の手番終了時まで行動判定に-1のペナルティ修正を受ける。この効果は累積する。
3-1「たどたどしい」装備時話をするときに言葉に詰まったり、言い間違えたりしやすくなる。魔法行使判定に-1のペナルティ修正を受ける。
3-2「代弁する」装備時自身の会話は、そのまま武具が魔法文明語の聞き取りづらい声で話す。装備中は魔法文明語以外の言語で会話は行えず、妖精魔法・魔動機術を行使できなくなる。
3-3「施しは受けない」装備時戦闘中、「抵抗:任意」の効果を受け入れた場合、次の手開始時まで生命抵抗力、精神抵抗力に-2のペナルティ修正を受ける。
3-4「死に近い」携行時常に生死判定に「冒険者レベル」と同じ値のペナルティ修正を受ける。
3-5「おしゃれな」携行時その武具を常に華美に飾りたくなる。収入を得るたび、その1割以上をこの武具の装飾に費やさなければならない(効果などに変化はない)。
3-6「マナを吸う」携行時魔法や練技など、自身の意思でMPを消費する効果を使用する場合、すべてのMP消費が1点上昇する。
4-1「鈍重な」携行時移動力が半分(端数切り上げ)になる。
4-2「定まらない」携行時戦闘中の手番開始時に1dし、出目が「1」なら〈ターゲッティング〉とそれを前提とした戦闘特技を習得していないものとして扱う。
4-3「錯乱の」携行時戦闘中の手番開始時に1dし、出目が「1」なら近接攻撃を含む「射程:接触」の対象に効果を使用する際、対象は同じ位置(エリア、座標)のすべてのキャラクター(敵味方含む)から無作為に選ばれる。
4-4「足絡みの」携行時戦闘中の手番開始時に1dし、出目が「1」ならその場で即座に転倒する。手番中には起き上がれない。
4-5「滑り落ちる」携行時戦闘中の手番開始時に1dし、出目が「1」なら手に装備または保持しているものをすべてその場に落とす(その手番の主動作で拾うことは可能)。
4-6「悪臭放つ」携行時強い悪臭を持つ。所持しているだけで他のキャラクターに不快感を与え、隠密判定に-2のペナルティ修正を受ける。さらに冒険者ランクが1段階低いものとして扱われる。
5-1「醜悪な」携行時武具の見た目が悪く、魅力がない。売却する際、基本取引価格の4分の1の価格で売却する。さらに冒険者ランクが1段階低いものとして扱われる。
5-2「唸る」携行時その武具から常に羽虫が飛び交うような音が響く。隠密判定、危険感知判定に-4のペナルティ修正を受ける。
5-3「ふやけた」携行時水を吸ったようにふやけた質感をしている。追加ダメージ-1(武器)防、護点-1(鎧盾)。病気属性の効果に対する生命抵抗力、精神抵抗力判定に-4のペナルティ修正を受ける。
5-4「古傷の」携行時HPを回復する効果(休息による回復を含む)を受けた場合、その回復量が1点減少する。
5-5「まばゆい」携行時光などを弾いて強く輝く。自身は常に視界が悪いことによる-1のペナルティ修正を受ける。
5-6「栄光なき」携行時行為判定で自動成功した際、自動成功とは扱わず、2dを振り直し、その後の出目に従う。この効果は1日に1回のみ発揮される。
6-1「正直者の」携行時嘘、方便がすぐにばれるようになる。真偽判定の対象となる場合、-4のペナルティ修正を受ける。
6-2「乗り物いの」携行時揺れに弱くなる。自身の足以外の手段で10分以上移動した後、1時間、行動判定に-1のペナルティ修正を受ける。
6-3「碧を厭う」携行時自然の中では落ち着かなくなる。自然環境では行動判定に-1のペナルティ修正を受ける。
6-4「我慢できない」携行時セッション中に1日の始まりを迎えるたび、趣味や嗜好品などに「冒険者レベル×10」ガメルを出費しなければならない。趣味や嗜好品が消費できない環境であれば、翌日の朝まで最大HP、最大MPが「冒険者レベル」点減少する。
6-5「つきまとう」携行時この武具が気がつけば身の回りにある。この武具以外での命中力判定(武器)、魔法行使判定(武器)、回避力判定(鎧、盾)に-4のペナルティ修正を受ける。
6-6「のろまな」携行時戦闘開始処理の「戦闘準備」をいっさい行えなくなる。

追加アビスカース表

1-1「衰退の」携行時戦聞準備のタイミングで「1d6」を3回振り、対応する能力値が1点ずつ減少する。同じ出目の場合、その回数だけ能力値が1点減少する。「生命力」「精神力」が減少した場合、HP、MPの最大値が現在値こと減少する。この効果でいずれかの能力値が0以下になった場合、生死判定を行わずに死亡する。減少した能力値は戦闘終了時に元に戻る。
1-2「怠情の」携行時戦闘準備のタイミングで「1d6」を1回振り、対応する能力値が3点滅少する。「生命力」「精神力」が減少した場合、HP、MPの最大値が現在値ごと減少する。この効果でいずれかの能力値が0以下になった場合、生死判定を行わずに死亡する。減少した能力値は戦闘終了時に元に戻る。
1-3「慌てる」携行時戦闘準備と1ラウンド目先攻時の行動判定に-2のペナルティ修正を受ける。
1-4「喉が詰まる」携行時戦闘準備と1ラウンド目先攻時に会話と発声が行えなくなる。
1-5「無駄遣いの」携行時〈魔晶石〉を使用するとき、本来の消費に加えて1点余分に〈魔晶石〉のMPを消費しなければならなくなる。自身のMPと併用する場合でも同様。
1-6「空腹の」携行時すぐに空腹になる。通常の3倍の食事を必要とする。保存食であれば1日に3日分を消費しなければならす、食事に必要な費用は3倍となる。これらを消費できない場合、空腹によるペナルティ修正を受ける。
2-1「疲れが取れない」携行時長い時間の睡眠を必要とする。HP、MPを回復するために必要な眠時間が、倍の時間(6時間、12時間)必要になる。
2-2「薬物が効きにくい」携行時薬草・ポーション類は、1回の使用で本来の2倍の量を消費しなければ効果が現れない、2倍の量を使用する際でも、所要時間に変化はない。
2-3「死体漁りの」携行時戦闘終了時、戦利品を取得できる機会がある場合、必ずそれを行う。戦利品決定の2dの出目が常に-1される。
2-4「従わない」携行時仲間キャラクターが使用するの鼓咆効果を受けない(必ず拒否する)
2-5「一服を取る」携行時戦闘終了時、1時間経過するまでその場で休憩を求めるようになる。休憩しなかった場合、1時間、行動判定に-1のペナルティ修正を受ける。
2-6「余裕を見せる」携行時HP現在値が最大値の80%を超えている場合、行動判定に-1のペナルティ修正を受ける。
3-1「息が荒い」携行時練技使用時、効果時間が本来の3分の2になる(10秒単位、端数切り上げ)。
3-2「音痴の」携行時バード技能を基準とするすべての行為判定に-2のペナルティ修正を受ける。
3-3「信頼しきれない」携行時手番開始時に「1d」し、出目が「1」なら、10秒(1ラウンド)の間、自身の騎獣の行為判定に-2のペナルティ修正を受ける。
3-4「手から零れる」携行時賦術使用時「1d」し、出目が「1」なら、消費したカードと同じ量のカードを追加で消費しなければならない。消費できない場合、賦術は効果を発揮しない(本来の消費力ードは失われる)。
3-5「喉が詰まる」携行時手番開始時に「1d-2」し、出目に等しいだけの「陣気」を失う(最低0)
3-6「天地荒ぶる」携行時相域の対象決定後に「1d6」し、出目が「1」なら、すべての相域の効果をキャンセルできなくなる。
4-1「失敗を嘲る」携行時自身の周囲30m内で仲間キャラクターが行為判定を行い、自動失敗した場合、10分の間笑いが止まらなくなる。発声が必要な動作に-1のペナルティ修正を受け、隠密判定に-4のペナルティ修正を受ける。
4-2「学ばない」携行時自動失敗時に取得できる超験点が50点ではなく10点になる。
4-3「完壁主義な」携行時「観察判定パッケージ」の判定を行う際、通常の2倍の時間を必要とする。
4-4「華美を嫌う」携行時「装飾品:その他」の欄に装飾品を装備できない。
4-5「昏睡の」携行時このキャラクターの睡眠は達成値20の「精神効果」として扱い、6時間経過しなければ解除されない(弱ではない)。
4-6「烙印を受ける」携行時このキャラクターが「毒」「病気」「呪い」「精神効果」属性の効果を受けた場合、その効果の達成値を+4する(解除しにくくなる)。
5-1「散漫な」携行時「異常感知判定」「危険感知判定」「罠回判定」に-4のペナルティ修正を受ける。
5-2「命を削る」装備時ラウンド終了時、「ラウンド数」と同じ点数の確定ダメージをHPに受ける。
5-3「マナを削る」装備時ラウンド終了時、「ラウンド数」と同じ点数の確定ダメージをMPに受ける。
5-4「誇示する」装備時自身の手番でいずれかのキャラクターのHPを1点以上滅少させた場合、10秒(1ラウンド)の間、回避力判定と生命・精神抵抗力判定に-1のペナルティ修正を受ける。
5-5「踏ん張りがきかない」装備時1回のダメージ処理でHPが10点以上減少した場合、その場に転倒する。
5-6「身を晒す」装備時「形状:質通」「形状:突破」の効果範囲に存在する場合、1d6せず、必ず効果を受ける。
6-1「いたぶる」装備時複数の部位を持つ敵キャラクターを対象に取る場合、コア部位以外のHPが1以上あるなら、必ずコア部位を除外し、コア部位以外を対象に取らなければならない。
6-2「残心の」装備時いずれかのキャラクターのHPを0以下にした場合、10秒(1ラウンド)の間、回避力と生命・精神抵抗力に-2のペナルティ修正を受ける。
6-3「マナが漏れやすい」装備時いずれかの魔法の対象となったとき、本来の効果に加えて、MPが1点滅少する。「抵抗:消減」や「抵抗:任意」の効果に抵抗した場合、この効果は受けない。
6-4「退けたがる」装備時戦闘中、自身が手番で、自身に最も近い敵キャラクターのHPを「1」点以上減少できなかった場合、手番終了時に「2d」点の確定ダメージを受ける。
6-5「手加減する」装備時戦闘中、HPが最大値の半分以下の敵キャラクターに対する行動判定に-2のペナルティ修正を受ける。
6-6「調子が悪い」装備時行為判定、成力表の使用などで「2d」したときの出目が「7」の場合、すべて「6」として扱う。出目を変更する効果などを適用する場合、適用された最終的な出目が「7」だったなら、この効果を改めて適用する。

分類決定表

アビス強化、もしくは「アビスカース」で特定の分類を決定する際、以下の表を利用します。

出目分類
1-1蛮族
1-2動物
1-3植物
1-4アンデッド
1-5魔法生物
1-6「蛮族」「動物」「植物」「アンデッド」「魔法生物」から任意
2-1魔動機
2-2幻獣
2-3妖精
2-4魔神
2-5人族
2-6「魔動機」「幻獣」「妖精」「魔神」「人族」から任意

属性決定表

アビス強化、もしくは「アビスカース」で特定の属性を決定する場合、以下の表を利用します。

出目属性
1-1
1-2水・氷
1-3
1-4
1-5
1-6純エネルギー
2-1断空
2-2衝撃
2-3
2-4病気
2-5呪い
2-6精神効果

「アビスカース」の内容を決め直す

アビス強化を行った際に「アビスカース」の内容が望まないものだったなら、それを決めなおすことが可能です。
また、既にアビス強化が行われている武具を購入し、改めて「アビスカース」を決め直すことも可能です。
「アビスカース」の内容を決め直すなら、追加で〈アビスシャード〉が必要になります。
1種強化されているアビス武具の「アビスカース」を決め直すときは〈アビスシャード〉を3個消費し、再び「アビスカース表」から「アビスカース」の内容を決め直します。
アビス強化が2種行われているアビス武具の場合、ふたつの「アビスカース」のいずれかを決め直すことができますが、必要な〈アビスシャード〉は6個になります。
必要な数の〈アビスシャード〉が用意できる限り、いつでも「アビスカース」の内容は決め直すことができますが、そのためには1日間を必要とします。

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