【アビス強化】
- 入門条件
- アビスシャード3個
武器や盾、鎧などの武具は、さまざまな強化を施し、その性能を高めることが可能です。
魔術師ギルドで行われる「アビス強化」はそれらの一種で、武具に〈アビスシャード〉の力を込め、望んだ性能を得られるものです。
安価で有用なものとされていますが、〈アビスシャード〉には望まぬ効果を得てしまうという「アビスカース」があり、その多用は危険ともされています。
アビス強化の手順
①アビス強化をする武具を選ぶ
まず、自身が所持しているか、これから購入する予定の武具(武器または防具)を1つ選びます。
選べる武具に制限はありません。
既に「魔法の武器+1」や「妖精の武器」「防弾加工」などの強化をされている武具や、魔法の武器、魔法の防具などを、さらにアビス強化することが可能です。
いずれの効果を得ても、アビス強化された武器は魔法の武器として扱われ、防具は魔法の防具として扱われます。
アビス強化の制限アビス強化は、ひとつの武具に対して2つまで行えます。
ひとつの武具に、同じ内容の強化は行えません。
既に2回アビス強化を施した武具は、それ以上強化を施したり、強化の内容を変更することはできません。
後述の「「アビスカース」の内容を決め直す」は行えます。
②その武具に強化したいアビス強化の内容を選ぶ
武具を選んだら、その武具を強化する内容を1種選び、その強化を得ます。
強化の内容は武具ごとに異なります。
③強化に必要なガメルと〈アビスシャード〉を消費する
アビス強化を行うには、強化素材として〈アビスシャード〉が必要です。
また、強化するためには加工費用を支払わなければいけません。
「アビス強化された武具の価格」「〈アビスシャード〉を支払う」を参照してください。
④「アビスカース」を決定する
アビス強化を行った武具は、その強化の代償として「アビスカース」という不利な効果を同時に受けることになります。
「アビスカース」の効果はその武具によって受けているものです。
装備状態を解除すれば効果を受けないものもありますが、中には装備せずとも、所持しているだけで不利な効果を受けてしまうものもあります。
アビス強化を行ったら、それに対応する「アビスカース」の内容を決定し強化の内容とあわせて記録しておきます。
「アビスカース」は、既にそのPCがいずれかのアビス武具で受けている効果と同じ出目となった場合、新たな効果となるまで振り直して決めなければいけません。
⑤アビス強化の完了
強化内容を決め、強化費用と〈アビスシャード〉を消費して「アビスカース」の内容を決めれば、アビス強化は完了します。
アビス強化には、ゲーム内時間で1日を要します。
アビス強化の内容
アビス強化は望んだ効果を武具に与えることが可能です。
この効果は常に発揮されます。
ひとつの武具にはアビス強化を2つまで行えますが、同じ効果を重ねて強化することはできません。
また、強化のたびに強化費用が必要になります。
2回目の強化では強化費用は変わりませんが、〈アビスシャード〉がより多く必要になります。
武器のアビス強化
武器をアビス強化する場合、以下の項目から選びます。
「命中力+1」
武器の命中力を+1します。
「追加ダメージ+1」
武器の追加ダメージを+1します。
「必要筋カー2」
武器の必要筋力を2点低くします。
この強化で必要筋力は1未満にはなりません(最低1)。
「クリティカル値-1」
武器のクリティカル値を1点低くします。
この効果でクリティカル値は7以下になりません。
「特定分類のキャラクターへの追加ダメージ+2」
人族や蛮族など、特定の分類に対してその武器で物理ダメージ・魔法ダメージを与える場合、追加ダメージが2点上昇します。
分類は「分類決定表」から「任意」の項目以外の分類を選びます。
「特定属性による追加ダメージ+1」
その武器で攻撃した際に特定の属性で物理ダメージ魔法ダメージを与えた場合、追加ダメージが1点上昇します。
属性は「属性決定表」からひとつを選びます。
この強化そのものは、武器に属性を与えません。
「魔法行使判定の達成値+1」
その武器が〈魔法の発動体〉として扱える場合、その発動体で真語魔法・操霊魔法の魔法行使判定を行ったときの魔法の達成値に+1のボーナス修正を得ます。
「魔法によるダメージ+1」
その武器が〈魔法の発動体〉として扱える場合、その発動体で真語魔法・操霊魔法の魔法を行使し、物理ダメージ・魔法ダメージを与える場合、そのダメージを1点上昇させます。
この効果によるダメージの上昇は「時間:一瞬」の魔法でなければ効果はありません。
「魔法による回復量+1」
その武器を保持または装備した状態で魔法を行使してHPを回復させる場合、その回復量を1点上昇させます。
魔法の系統は問われません。
この効果による回復量の増加は「時間:一瞬」の魔法でなければ効果はありません。
鎧のアビス強化
鎧をアビス強化する場合、以下の項目から選びます。
いずれの強化も〈非金属鎧〉〈金属鎧〉に行えます。
「防護点+1」
鎧の防護点を+します。
「必要筋カ-2」
鎧の必要筋力を2点低くします。
この強化で必要筋力は1未満にはなりません(最低1)。
「魔法ダメージ1点減少」
鎧を装備しているときに魔法ダメージを受ける場合、それを1点減少させます。
「特定分類のキャラクターに対する防護点+2」
人族や蛮族など、特定の分類のキャラクターから物理ダメージを受ける場合、防護点が2点高いものとして扱います。
分類は「分類決定表」から「任意」の項目以外の分類を選びます。
「特定属性からの物理ダメージ・魔法ダメージ2点減少」
特定の属性で物理ダメージ・魔法ダメージを受ける場合、それを2点減少させます。
属性は「属性決定表」からひとつを選びます。
「判定パッケージ強化」
鎧を装備している時、任意の「行為判定パッケージ」1種の達成値に+1のボーナス修正を得ます。
盾のアビス強化
盾をアビス強化する場合、以下の項目から選びます。
いずれの強化もすべての盾に行えます。
武器として扱える盾を強化したときは、武器として扱った場合、扱わなかった場合のいずれの場合も強化の効果を得られます。
「防護点+1」
盾の防護点を+1します。
防護点が「0」の盾にも有効です。
「回避力+1」
盾を装備しているときに回避力判定に+1のボーナス修正を得ます。
「必要筋力-2」
盾の必要筋力を2点低くします。
この強化で必要筋力は1未満にはなりません(最低1)。
「魔法ダメージ1点減少」
盾を装備しているときに魔法ダメージを受ける場合、それを1点減少させます。
「特定分類のキャラクターに対する防護点+2」
人族や蛮族など、特定の分類のキャラクターから物理ダメージを受ける場合、防護点が2点高いものとして扱います。
分類は「分類決定表」から「任意」の項目以外の分類を選びます。
「特定属性からの物理ダメージ・魔法ダメージ2点減少」
特定の属性で物理ダメージ・魔法ダメージを受ける場合、それを2点減少させます。
属性は「属性決定表」からひとつを選びます。
アビス強化された武具の価格
アビス強化を行った場合、武具のランクによって強化費用が異なります。
2回目のアビス強化でも、価格は変わらず、支払われます。
強化する武具のランク | 価格(ガメル) |
Bランク | 2000 |
Aランク | 4000 |
Sランク | 8000 |
SSランク | 12000G |
アビス武具の基本取引価格
アビス強化を行った武具の基本取引価格は、以下のように扱われます。
「本来の基本取引価格」+「アビス強化で支払った強化費用」
既にアビス強化された武具を売買する場合、この基本取引価格で扱うようにしてください。
強化を2回行ったアビス武具の場合、強化2回ぶんの強化費用を基本取引価格に加えます。
強化された武具の基本取引価格に、強化のため、もしくは「アビスカース」の振り直しのために費やされた〈アビスシャード〉は影響しません。
〈アビスシャード〉を支払う
アビス強化を行う際、必ず〈アビスシャード〉が必要になります。
その武具を初めてアビス強化する場合、必要な〈アビスシャード〉は3個となります。
すでにアビス強化を行った後、2回目のアピス強化を行う場合、必要な〈アビスシャード〉は6個となります。
いずれもアビス強化を行う際、強化費用と同時に支払います。
支払ったアビスシャードは失われます。
アビスカース
「アビスカース」とは、アビス強化を行った武器に、その強さの代償として共に与えられる効果です。
その武具を使ったときに現れる効果だったり、持ち歩くだけでも受けてしまう効果だったりします。
アビス強化を行った場合、必ずその強化に対応する「アビスカース」の内容を「アビスカース表」で決定します。
「アビスカース」を決定するときは、必ず「アビスカース表」から無作為に選ばれなければいけません。
また、一度決定した「アビスカース」の内容は「「アビスカース」の内容を決め直す」以外の方法では変えられません。
そのPCが既に持っているアビス武具の「アビスカース」と同じ結果となった場合、新たな結果となるまで振り直して決めなければいけません。
アビスカース表
「アビスカース」を決定する際、1dを2回振り、以下の「アビスカース表」の出目に対応した項目を参照します。
アビスカース表の項目説明
「出目」
「アビスカース」の内容を決定する際、1dを2回振ります。
1回目の出目が項目の左側、2回目の出目が項目の右側に対応しています。
「アビスカース名称」
「アビスカース」の効果の名称です。
アビス武具にはこの名称が追加で与えられます。
〈自傷のロングソード〉〈嘆きのプレートメイル〉などとなります。
アビス強化を2回行った武具には「アビスカース」が2種与えられているため、これらを繋がるように併記して名称とします。
〈優しき差別のバックラー〉などとなります。
「効果を受けるタイミング」
アビスカースの効果を受けるタイミングを記しています。
「携行時」とある場合、その武具を装備せずとも、持ち歩いているだけで常に効果、影響を受けてしまいます。
「装備時」とある場合、その武具を実際に装備し、概要に記された状況が発生することで、効果、影響を受けてしまいます。
保持しているだけの状態や、携行状態なら、一切効果を受けません。
「効果」
「アビスカース」の効果です。
アビスカース表
出目 | アビスカース名称 | 効果を受けるタイミング | 効果 |
1-1 | 「自傷の」 | 装備時 | この武具を装備中に装備者がクリティカルを発生させた時、装備者のHPが5点減少する。 |
1-2 | 「嘆きの」 | 装備時 | 近くに敵がいたり、長い緊張状態が続くと涙が止まらなくなる。戦闘中なら「射程:術者(自身)」「射程:接触」以外の効果で対象を選べなくなる。 |
1-3 | 「優しき」 | 装備時 | 敵に同情してしまう。敵対するキャラクターを対象にする場合、対象のHPが1点以上減少しているなら命中力判定・魔法行使判定に-2のペナルティ修正を受ける。 |
1-4 | 「差別の」 | 装備時 | 特定の分類に対して与える物理ダメージ・魔法ダメージが2点減少する。分類は「分類決定表」で無作為に決定する。 |
1-5 | 「脆弱な」 | 装備時 | 魔法ダメージを受けるたび、そのダメージが+1点される。 |
1-6 | 「無謀な」 | 装備時 | 防護点が2点減少する(最低0)。 |
2-1 | 「重い」 | 装備時 | 強化した武具の必要筋力が+2点される。威力、防護点などは変化なし。 |
2-2 | 「難しい」 | 装備時 | いかなる威力表使用時でも、③④欄の数値が威力に関係なく「0」になる(自動失敗ではない)。 |
2-3 | 「軟弱な」 | 装備時 | 精神抵抗力判定に-1のペナルティ修正を受ける。 |
2-4 | 「病弱な」 | 装備時 | 生命抵抗力判定に-1のペナルティ修正を受ける。 |
2-5 | 「過敏な」 | 装備時 | 特定の属性から受ける物理ダメージ、魔法ダメージが2点上昇する。属性は「属性決定表」で無作為に決定する。 |
2-6 | 「陽気な」 | 装備時 | 精神抵抗力判定に失敗するたび、笑いが止まらなくなる。次の手番終了時まで行動判定に-1のペナルティ修正を受ける。この効果は累積する。 |
3-1 | 「たどたどしい」 | 装備時 | 話をするときに言葉に詰まったり、言い間違えたりしやすくなる。魔法行使判定に-1のペナルティ修正を受ける。 |
3-2 | 「代弁する」 | 装備時 | 自身の会話は、そのまま武具が魔法文明語の聞き取りづらい声で話す。装備中は魔法文明語以外の言語で会話は行えず、妖精魔法・魔動機術を行使できなくなる。 |
3-3 | 「施しは受けない」 | 装備時 | 戦闘中、「抵抗:任意」の効果を受け入れた場合、次の手開始時まで生命抵抗力、精神抵抗力に-2のペナルティ修正を受ける。 |
3-4 | 「死に近い」 | 携行時 | 常に生死判定に「冒険者レベル」と同じ値のペナルティ修正を受ける。 |
3-5 | 「おしゃれな」 | 携行時 | その武具を常に華美に飾りたくなる。収入を得るたび、その1割以上をこの武具の装飾に費やさなければならない(効果などに変化はない)。 |
3-6 | 「マナを吸う」 | 携行時 | 魔法や練技など、自身の意思でMPを消費する効果を使用する場合、すべてのMP消費が1点上昇する。 |
4-1 | 「鈍重な」 | 携行時 | 移動力が半分(端数切り上げ)になる。 |
4-2 | 「定まらない」 | 携行時 | 戦闘中の手番開始時に1dし、出目が「1」なら〈ターゲッティング〉とそれを前提とした戦闘特技を習得していないものとして扱う。 |
4-3 | 「錯乱の」 | 携行時 | 戦闘中の手番開始時に1dし、出目が「1」なら近接攻撃を含む「射程:接触」の対象に効果を使用する際、対象は同じ位置(エリア、座標)のすべてのキャラクター(敵味方含む)から無作為に選ばれる。 |
4-4 | 「足絡みの」 | 携行時 | 戦闘中の手番開始時に1dし、出目が「1」ならその場で即座に転倒する。手番中には起き上がれない。 |
4-5 | 「滑り落ちる」 | 携行時 | 戦闘中の手番開始時に1dし、出目が「1」なら手に装備または保持しているものをすべてその場に落とす(その手番の主動作で拾うことは可能)。 |
4-6 | 「悪臭放つ」 | 携行時 | 強い悪臭を持つ。所持しているだけで他のキャラクターに不快感を与え、隠密判定に-2のペナルティ修正を受ける。さらに冒険者ランクが1段階低いものとして扱われる。 |
5-1 | 「醜悪な」 | 携行時 | 武具の見た目が悪く、魅力がない。売却する際、基本取引価格の4分の1の価格で売却する。さらに冒険者ランクが1段階低いものとして扱われる。 |
5-2 | 「唸る」 | 携行時 | その武具から常に羽虫が飛び交うような音が響く。隠密判定、危険感知判定に-4のペナルティ修正を受ける。 |
5-3 | 「ふやけた」 | 携行時 | 水を吸ったようにふやけた質感をしている。追加ダメージ-1(武器)防、護点-1(鎧盾)。病気属性の効果に対する生命抵抗力、精神抵抗力判定に-4のペナルティ修正を受ける。 |
5-4 | 「古傷の」 | 携行時 | HPを回復する効果(休息による回復を含む)を受けた場合、その回復量が1点減少する。 |
5-5 | 「まばゆい」 | 携行時 | 光などを弾いて強く輝く。自身は常に視界が悪いことによる-1のペナルティ修正を受ける。 |
5-6 | 「栄光なき」 | 携行時 | 行為判定で自動成功した際、自動成功とは扱わず、2dを振り直し、その後の出目に従う。この効果は1日に1回のみ発揮される。 |
6-1 | 「正直者の」 | 携行時 | 嘘、方便がすぐにばれるようになる。真偽判定の対象となる場合、-4のペナルティ修正を受ける。 |
6-2 | 「乗り物いの」 | 携行時 | 揺れに弱くなる。自身の足以外の手段で10分以上移動した後、1時間、行動判定に-1のペナルティ修正を受ける。 |
6-3 | 「碧を厭う」 | 携行時 | 自然の中では落ち着かなくなる。自然環境では行動判定に-1のペナルティ修正を受ける。 |
6-4 | 「我慢できない」 | 携行時 | セッション中に1日の始まりを迎えるたび、趣味や嗜好品などに「冒険者レベル×10」ガメルを出費しなければならない。趣味や嗜好品が消費できない環境であれば、翌日の朝まで最大HP、最大MPが「冒険者レベル」点減少する。 |
6-5 | 「つきまとう」 | 携行時 | この武具が気がつけば身の回りにある。この武具以外での命中力判定(武器)、魔法行使判定(武器)、回避力判定(鎧、盾)に-4のペナルティ修正を受ける。 |
6-6 | 「のろまな」 | 携行時 | 戦闘開始処理の「戦闘準備」をいっさい行えなくなる。 |
追加アビスカース表
1-1 | 「衰退の」 | 携行時 | 戦聞準備のタイミングで「1d6」を3回振り、対応する能力値が1点ずつ減少する。同じ出目の場合、その回数だけ能力値が1点減少する。「生命力」「精神力」が減少した場合、HP、MPの最大値が現在値こと減少する。この効果でいずれかの能力値が0以下になった場合、生死判定を行わずに死亡する。減少した能力値は戦闘終了時に元に戻る。 |
1-2 | 「怠情の」 | 携行時 | 戦闘準備のタイミングで「1d6」を1回振り、対応する能力値が3点滅少する。「生命力」「精神力」が減少した場合、HP、MPの最大値が現在値ごと減少する。この効果でいずれかの能力値が0以下になった場合、生死判定を行わずに死亡する。減少した能力値は戦闘終了時に元に戻る。 |
1-3 | 「慌てる」 | 携行時 | 戦闘準備と1ラウンド目先攻時の行動判定に-2のペナルティ修正を受ける。 |
1-4 | 「喉が詰まる」 | 携行時 | 戦闘準備と1ラウンド目先攻時に会話と発声が行えなくなる。 |
1-5 | 「無駄遣いの」 | 携行時 | 〈魔晶石〉を使用するとき、本来の消費に加えて1点余分に〈魔晶石〉のMPを消費しなければならなくなる。自身のMPと併用する場合でも同様。 |
1-6 | 「空腹の」 | 携行時 | すぐに空腹になる。通常の3倍の食事を必要とする。保存食であれば1日に3日分を消費しなければならす、食事に必要な費用は3倍となる。これらを消費できない場合、空腹によるペナルティ修正を受ける。 |
2-1 | 「疲れが取れない」 | 携行時 | 長い時間の睡眠を必要とする。HP、MPを回復するために必要な眠時間が、倍の時間(6時間、12時間)必要になる。 |
2-2 | 「薬物が効きにくい」 | 携行時 | 薬草・ポーション類は、1回の使用で本来の2倍の量を消費しなければ効果が現れない、2倍の量を使用する際でも、所要時間に変化はない。 |
2-3 | 「死体漁りの」 | 携行時 | 戦闘終了時、戦利品を取得できる機会がある場合、必ずそれを行う。戦利品決定の2dの出目が常に-1される。 |
2-4 | 「従わない」 | 携行時 | 仲間キャラクターが使用するの鼓咆効果を受けない(必ず拒否する) |
2-5 | 「一服を取る」 | 携行時 | 戦闘終了時、1時間経過するまでその場で休憩を求めるようになる。休憩しなかった場合、1時間、行動判定に-1のペナルティ修正を受ける。 |
2-6 | 「余裕を見せる」 | 携行時 | HP現在値が最大値の80%を超えている場合、行動判定に-1のペナルティ修正を受ける。 |
3-1 | 「息が荒い」 | 携行時 | 練技使用時、効果時間が本来の3分の2になる(10秒単位、端数切り上げ)。 |
3-2 | 「音痴の」 | 携行時 | バード技能を基準とするすべての行為判定に-2のペナルティ修正を受ける。 |
3-3 | 「信頼しきれない」 | 携行時 | 手番開始時に「1d」し、出目が「1」なら、10秒(1ラウンド)の間、自身の騎獣の行為判定に-2のペナルティ修正を受ける。 |
3-4 | 「手から零れる」 | 携行時 | 賦術使用時「1d」し、出目が「1」なら、消費したカードと同じ量のカードを追加で消費しなければならない。消費できない場合、賦術は効果を発揮しない(本来の消費力ードは失われる)。 |
3-5 | 「喉が詰まる」 | 携行時 | 手番開始時に「1d-2」し、出目に等しいだけの「陣気」を失う(最低0) |
3-6 | 「天地荒ぶる」 | 携行時 | 相域の対象決定後に「1d6」し、出目が「1」なら、すべての相域の効果をキャンセルできなくなる。 |
4-1 | 「失敗を嘲る」 | 携行時 | 自身の周囲30m内で仲間キャラクターが行為判定を行い、自動失敗した場合、10分の間笑いが止まらなくなる。発声が必要な動作に-1のペナルティ修正を受け、隠密判定に-4のペナルティ修正を受ける。 |
4-2 | 「学ばない」 | 携行時 | 自動失敗時に取得できる超験点が50点ではなく10点になる。 |
4-3 | 「完壁主義な」 | 携行時 | 「観察判定パッケージ」の判定を行う際、通常の2倍の時間を必要とする。 |
4-4 | 「華美を嫌う」 | 携行時 | 「装飾品:その他」の欄に装飾品を装備できない。 |
4-5 | 「昏睡の」 | 携行時 | このキャラクターの睡眠は達成値20の「精神効果」として扱い、6時間経過しなければ解除されない(弱ではない)。 |
4-6 | 「烙印を受ける」 | 携行時 | このキャラクターが「毒」「病気」「呪い」「精神効果」属性の効果を受けた場合、その効果の達成値を+4する(解除しにくくなる)。 |
5-1 | 「散漫な」 | 携行時 | 「異常感知判定」「危険感知判定」「罠回判定」に-4のペナルティ修正を受ける。 |
5-2 | 「命を削る」 | 装備時 | ラウンド終了時、「ラウンド数」と同じ点数の確定ダメージをHPに受ける。 |
5-3 | 「マナを削る」 | 装備時 | ラウンド終了時、「ラウンド数」と同じ点数の確定ダメージをMPに受ける。 |
5-4 | 「誇示する」 | 装備時 | 自身の手番でいずれかのキャラクターのHPを1点以上滅少させた場合、10秒(1ラウンド)の間、回避力判定と生命・精神抵抗力判定に-1のペナルティ修正を受ける。 |
5-5 | 「踏ん張りがきかない」 | 装備時 | 1回のダメージ処理でHPが10点以上減少した場合、その場に転倒する。 |
5-6 | 「身を晒す」 | 装備時 | 「形状:質通」「形状:突破」の効果範囲に存在する場合、1d6せず、必ず効果を受ける。 |
6-1 | 「いたぶる」 | 装備時 | 複数の部位を持つ敵キャラクターを対象に取る場合、コア部位以外のHPが1以上あるなら、必ずコア部位を除外し、コア部位以外を対象に取らなければならない。 |
6-2 | 「残心の」 | 装備時 | いずれかのキャラクターのHPを0以下にした場合、10秒(1ラウンド)の間、回避力と生命・精神抵抗力に-2のペナルティ修正を受ける。 |
6-3 | 「マナが漏れやすい」 | 装備時 | いずれかの魔法の対象となったとき、本来の効果に加えて、MPが1点滅少する。「抵抗:消減」や「抵抗:任意」の効果に抵抗した場合、この効果は受けない。 |
6-4 | 「退けたがる」 | 装備時 | 戦闘中、自身が手番で、自身に最も近い敵キャラクターのHPを「1」点以上減少できなかった場合、手番終了時に「2d」点の確定ダメージを受ける。 |
6-5 | 「手加減する」 | 装備時 | 戦闘中、HPが最大値の半分以下の敵キャラクターに対する行動判定に-2のペナルティ修正を受ける。 |
6-6 | 「調子が悪い」 | 装備時 | 行為判定、成力表の使用などで「2d」したときの出目が「7」の場合、すべて「6」として扱う。出目を変更する効果などを適用する場合、適用された最終的な出目が「7」だったなら、この効果を改めて適用する。 |
分類決定表
アビス強化、もしくは「アビスカース」で特定の分類を決定する際、以下の表を利用します。
出目 | 分類 |
1-1 | 蛮族 |
1-2 | 動物 |
1-3 | 植物 |
1-4 | アンデッド |
1-5 | 魔法生物 |
1-6 | 「蛮族」「動物」「植物」「アンデッド」「魔法生物」から任意 |
2-1 | 魔動機 |
2-2 | 幻獣 |
2-3 | 妖精 |
2-4 | 魔神 |
2-5 | 人族 |
2-6 | 「魔動機」「幻獣」「妖精」「魔神」「人族」から任意 |
属性決定表
アビス強化、もしくは「アビスカース」で特定の属性を決定する場合、以下の表を利用します。
出目 | 属性 |
1-1 | 土 |
1-2 | 水・氷 |
1-3 | 炎 |
1-4 | 風 |
1-5 | 雷 |
1-6 | 純エネルギー |
2-1 | 断空 |
2-2 | 衝撃 |
2-3 | 毒 |
2-4 | 病気 |
2-5 | 呪い |
2-6 | 精神効果 |
「アビスカース」の内容を決め直す
アビス強化を行った際に「アビスカース」の内容が望まないものだったなら、それを決めなおすことが可能です。
また、既にアビス強化が行われている武具を購入し、改めて「アビスカース」を決め直すことも可能です。
「アビスカース」の内容を決め直すなら、追加で〈アビスシャード〉が必要になります。
1種強化されているアビス武具の「アビスカース」を決め直すときは〈アビスシャード〉を3個消費し、再び「アビスカース表」から「アビスカース」の内容を決め直します。
アビス強化が2種行われているアビス武具の場合、ふたつの「アビスカース」のいずれかを決め直すことができますが、必要な〈アビスシャード〉は6個になります。
必要な数の〈アビスシャード〉が用意できる限り、いつでも「アビスカース」の内容は決め直すことができますが、そのためには1日間を必要とします。
アビススキル
ここでは、本来のアビス加工よりも、より強力なアビス効果を掲載しています。
これらは「アビススキル」と呼ばれ、本来のアビス効果とは一線を画した、新しい強力な効果を武具に与えることが可能になります。
能力は多彩で、戦況を覆すほどの強力な効果を持つものばかりです。
ただし、これらの「アビススキル」を取得する際には、相応の代償である「追加アビスカース」を得ることになり、さらに使用するごとにひどい反動である「アビス侵蝕」を受ける可能性があります。
アビススキルの取得
これらの「アビススキル」は、アビス加工と同じ手順で、「その武具に強化したいアビス強化の内容を選ぶ」ときに、代わりに「その武具に対応したアビススキルを選ぶ」ことになります。
加工の価格や、必要な〈アビスシャード〉の個数も同じです。
アビススキルは、武具に追加の能力を与えることが可能なものとなります。
ただし、「アビスカース」は追加された「追加アビスカース表」から選ばなければいけません。
「アビスカース」の振り直しを行う場合でも、振り直す効果と同じ表のアビスカース表を使用して振り直さなければいけません。
アビススキルの使用
アビススキルを使用するには、それぞれのアビススキルで指定されたタイミングで使用を宣言することになります。
アビススキルの使用にMPなどの消費は必要ありませんが多くは使用回数や使用頻度に制限があります。
また、使用するとその効果次第で「アビス侵触」を受ける危険があります。
アビス侵蝕
「アビススキル」は強力であるがゆえに、使用すると反動を得てしまうものも存在します。
これらは「アビス侵触」と呼ばれ、アビス加工による不利な効果を受けてしまう可能性を表しています。
アビススキルを使用したり、アビス加工した武具を使用していたときになんらかのきっかけで「アビス侵触を受ける」と書かれていた場合、その都度影響を受ける可能性があります。
アビス侵触表
「アビス侵触を受ける」と指示を受けた場合、「2d」して「アビス侵蝕表」の出日に対応した項目の影響を受けます。
このときに振る「2d」の出日は、いかなる効果でも変更できません。
アビス侵触の効果時問と解除
アビス侵触の影響は、特に明記されていない限り重複し、永続します。
また、通常の手段では解除されません。
アビス侵蝕は、その解除のために〈アビスシャード〉を5個費やすか、〈奈落の核〉を破壊することで、任意の影響を1つ、解除することができます(重複して影響を受けている場合、そのうちの1回のみ)。
〈奈落の核〉の破壊によってアビス侵触を解除する場合、誰かが近くで破壊することでも、同様の効果を得ることができます。
同時に複数人のアビス侵蝕を解除することも可能です(自身の意思であえて解除しないことも選べます)。
アビス汚染度
アビス侵触表の結果、「アビス汚染度」が蓄積することがあります。
アビス汚染度が蓄積することに、人間らしい考え方が薄れ、利己的かつ酷薄な性格になっていきます。
そしてアビス汚染度が「5点」溜まったキャラクターは、精神が完全に魔神化してしまい、以降は魔神のひとりとして振る舞うようになります。
PCがこうなった場合、NPCとしてGMが扱います(PCとしては失われてしまいます)。
魔神化してしまった場合、元の種族に加え、「魔神」として扱われます。
元がエルフの場合、[剣の加護/優しき水][暗視]を残し、「人族」でありながら、「魔神」として扱われます神聖魔法【ヴァイス・ウェポン】の効果と、装飾品〈カースレベリオン〉の効果の両方を受けます)。
アビス汚染度の回復
アビス汚染度は1点ごとに「アビス侵蝕」1つとして扱います。
アビス侵蝕の解除と同様に〈アビスシャード〉5個を消費するか〈奈落の核〉を破壊することで、1点減少させることができます。
アビス侵蝕を受けた装備を手放す
一度でもアビススキルからアビス侵蝕を受けた場合、すべてのアビス侵蝕を解除しなければ、その装備を手放すことができなくなります。
この状態になった装備は、売却することはできません。
また、状況によって手放すことになっても、(さも偶然のように)速やかに持ち手の近くに現れます(GMが演出します)。
アビス侵触表
出目 | 影響 |
2 | 「アビス汚染度」が1点蓄積する。 |
3 | HPの最大値が「3」点減少する(最低1) |
4 | 1日(24時間)の間、HPを回復する効果を受けたとき、そ4の回復量を半分(端数切り上げ)として扱う。新たな「アビス侵触」を受けた場合、この効果は解除される。 |
5 | 行為判定で2dした際「3」「4」の出目も「自動失敗」として扱われる。この自動失敗による経験点取得はない。この効果は重複しない。 |
6 | 所持しているアビス武具に施されている、アビス加工の中からランダムに1つ、その効果が失われる(アビス力ースは残る)。 |
7 | 即座にHPに「最大値の20%(端数切り上げり」の確定ダメージを受ける。 |
8 | MPの最大値が「3」点減少する(最低0)。 |
9 | 行為判定で2dした際「12」を振っても自動成功とは扱われない(達成値+5ポーナスもない)。この効果は重複しない。 |
10 | 魔域内での行動判定に+1のボーナス修正を得、「アビス汚染度」が1点蓄積する。 |
11 | 3日の間、食事を摂ることができなくなる。新たな「アビス侵触」を受けた場合、この効果は解除される。 |
12 | ランダムに能力値が1つ、+2され、それ以外の能力値がランダムに-2される(最低1)。この影響は重複せす、12を振るたびに能力値の+と-を決め直す。 |
アビススキル詳細
武器に加エできる「アビススキル」
《紅蓮の息吹》
武器を掲げ、ザルバードの息吹のような赤い熱波を生み出して周囲の敵を攻撃します。
この効果は「主動作」で扱い、1日に1回しか使用できません自身を中心として「1エリア(半経4m)/10」の範囲に熱波を噴き出します。
「冒険者レベル+生命力ボーナス」で判定を行います。
範囲内の対象は「生命抵抗力」で達成値の比べあいを行い、対象が不利な結果となったなら「威力20+冒険者レベル+生命力ボーナス」点の炎属性の慶法ダメージを受けます。
この効果は「抵抗:半滅」として扱い、クリティカル値は10として扱います。
使用時のダメージ決定でクリティカルした場合、ダメージ決定処理が完了した後に「アビス侵蝕」の効果を1回受けます(1回の使用で複数の対象にクリティカルした場合、その都度効果を受けます)。
《闇の明矢》
武器を突き出し、リゴーガンの弓のように、その先にいるものすべてを貫く黒い矢を呼び出して攻撃します。
この効果は「主動作」として扱い、1日に1回しか使用できません。
自身から「射程:2(30m)/貫通」の範囲に矢での攻撃を行います。
「冒険者レベル+器用度ボーナス」で判定を行います。
範囲内の対象は「回避力」で達成値の比べあいを行い対象が不利な結果となったなら「威力20+冒険者レベル+筋力」点の物理ダメージを受けます。
この効果のクリティカル値は10として扱います。
使用時のダメージ決定でクリティカルした場合、ダメージ決定処理が完了した後に「アビス侵蝕」の効果を1回受けます(1回の使用で複数の対象にクリティカルした場合、その都度効果を受けます)。
《残像の一閃》
ゲルダムの剣閃のように、武器を素早く振り抜いて攻撃します。
この効果は1日に1回しか使用できません。
武器が命中した後、ダメージの決定の前に宣言することで、通常のダメージに加え、武器の威力表をもう一度振ってその結果を追加ダメージに加えることができます。
この時、いずれの威力表の決定においても、通常どおりクリティカルは発生します。
威力表以外のダメージ上昇の効果や追加ダメージの適用は1回のみとなります。
また《必殺攻撃》など、威力表の出目を変更させる効果は、1回目の決定のみに有効です。
使用時の威力表の出目が「10」以上だった場合、ダメージ決定処理が完了した後に「アビス侵蝕」の効果を1回受けます(威力表を2回振った際、両方でクリティカルが発生した場合、その都度効果を受けます)。
《自在の触手》
ナズラックの触手を一時的に獲得し、腕を補助して魔神の膂力を手に入れます。
この効果は1日に1回しか使用できません。
「補助動作」で宣言することで、3分(18ラウンド)の間、武器の威力が「10」高いものとして扱います。
この効果の使用時に命中力判定で「10以上」の出目となった場合、判定の成否にかかわらず、判定の結果を処理した後に「アビス侵触」の効果を1回受けます。
この効果は使用した場合、効果時間が経過するまでは自身の意思では解除できません。
強制的に解除する場合、達成値30の呪い属性の効果として扱います。
《伸びる尻尾》
グルネルの尻尾のように武器を遠くに伸ばして攻撃します。
この効果は1日に1回しか使用できません。
「補助動作」で宣言することで、10秒(1ラウンド)の間、武器を持ついずれかの手が素早く伸縮するようになります。
効果時間中、この武器は射程「10m(1エリア)」の距離に届く近接攻撃として扱います。
この効果は「用法:1H」の武器にしか適用できません。
効果時間終了後「アビス侵蝕」の効果を1回受けます。
《刃から染み入る毒》
ラグナカングの尻尾の毒のように、毒を注入する効果を得ます。
この効果は1日に1回しか使用できません。
この武器を用いたダメージ決定時、通常のダメージ処理が終了した後、この効果の使用を宣言し「冒険者レベル+生命力ポーナス」を基準値として判定を行います。
ダメージを受けた対象は「生命抵抗力判定」で達成値の比べあいを行い、対象が不利な結果となったなら、対象に即座に「威力50(のみ)」点の毒属性の魔法ダメージを与えます。
この効果はクリティカル値10として扱います。
使用時のダメージ決定でクリティカルした場合、ダメージ決定処理が完了した後に「アビス侵触」の効果を1回受けます(1回の使用で複数の対象にクリティカルした場合、その都度効果を受けます)。
鎧に加工できる「アビスキル」
《魔神の甲殻》
アルガギスのような強力な甲殻を得ます。
この効果は、1時間に1回しか使用できません。
物理ダメージを受ける際、合算ダメージを確認した後にこの効果の使用を宣言すると、そのダメージ决定処理が完了するまで防護点が「2d」点上昇します。
また使用時に防護点が「10」点以上上昇した場合、ダメージ決定処現が完了した後に「アビス侵触」の効果を1回受けます。
《透ける鎧》
シハルスのように半透明に透ける身体を手に入れます。
この効果は1日に1回しか使用できません。
「補助動作」で使用を宣言することで、3分(18ラウンド)の間、身体を半透明にすることができます。
この効果を受けている最中、使用者は遮蔽として扱われなくなります。
同時に、異なるエリア(基本戦闘)、あるいは10m以上離れた座標(上級戦闘、熟練戦闘)にいるキャラクターは、使用者を視認できなくなります。
また、使用者は手番開始時ごとにこの効果を継続するか解除するかを選ぶことができます。
継続した場合「1d」し、出目が「1」なら即座に「アビス侵触」の効果を1回受けます。
《高機動形態》
バルーサビヨーネのように肉体の形状を変化させ、攻撃に全力を注ぎます。
この効果は1ラウンドに1回しか使用できず、また連続したラウンドには使用できません。
「補助動作」で使用を宣言して「1d」することで、10秒(1ラウンド)の間、防護点が「1d」点滅少し(最低0)、減少した防護点と同じ値だけ、近接攻撃の追加ダメージが上昇します。
使用時の「1d」の出目が「6」だった場合、滅少した防護点や上昇した追加ダメージの値に関わらず、即座に「アビス侵蝕」の効果を1回受けます。
盾に加工できる「アビススキル」
《威嚇する魔神の眼》
ジヌゥネの眼のように、盾を見た相手を威嚇します。
この効果は1ラウンドに1回しか宣言できません。
「補助動作」で「射程:1(10m)」内の1体に使用を宣言し、「冒険者レベル+知力ポーナス」で判定を行います。
対象は使用者の達成値と「精神抵抗力判定」で比べあいを行い、対象が不利な結果となったなら、10秒(1ラウンド)の間、命中力・回避力に-1のペナルティ修正を受けます(効果は重複しません)。
使用者の「冒険者レベル+知力ボーナス」の判定の2dが「10以上」だった場合、処理が完了した直後に「アビス侵触」の効果を1回受けます。
《魔神の飛沫》
シャバライの飛沫のように、盾から不気味な液体を飛び散らせます。
この効果は1日に1回しか使用できません「主動作」で自身を中心とした「1エリア(半5m)/15」の範用に毒の飛沫をまき散らします。
使用者は「冒険者レベル+精神力ボーナス」を基準値として判定を行います。
範囲内の対象は「生命抵抗力判定」で達成値の比べあいを行い、対象が不利な結果となったなら、「威力20+冒険者レベル+生命力」点の毒属性の魔法ダメージを与えます。
この効果は「抵抗:半減」として扱い、クリティカル値10はとして扱います。
使用時のダメージ決定でクリティカルした場合、ダメージ決定処理が完了した後に「アビス侵触」の効果を1回受けます(1回の使用で複数の対象にクリティカルした場合、その都度効果を受けます)。
《可憐な姿の幻影》
エンデルッツの部位のひとつである少女の姿の幻影を生み出し、対象の攻撃意欲を阻害します。
この効果は1時間に1回しか使えません。
使用者が近接攻撃に対する「回避力判定」に失敗してダメージを受け、HPが「1」点以上減少した際に、この能力の使用を宣言して「冒険者レベル+精神力ボーナス」を基準値とした判定を行います。
使用者に近接攻撃を行った対象は「精神抵抗力判定」で達成値の比べあいを行い、対象が不利な結果となったなら、対象は次のラウンドの手番を一切行えなくなります。
この効果は呪い属性として扱います。
使用者が「冒険者レペル+精神力ボーナス」での判定で出目が「10以上」となった場合、この効果の処理が完了後に「アビス侵使」の効果を1回受けます。